【Road to UFC2023Ep03】キム・サンウクと対戦、丸山数馬「鹿児島でプロ昇格を目指す頃からUFC志望」
【写真】濱さんこと濱村健氏に、やや苦笑いの丸山。濱さんはカメラを向けられると常にこんな感じですが、じつは凄く面倒見が良い頼れる人です──関西弁ですが (C)Zuffa/UFC
27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたライト級準々決勝で丸山数馬が、キム・サンウクと対戦する。
矢地祐介、松嶋こよみ、河名マストらが応募し、落選したRoad to UFCに出場を決めた丸山数馬。失礼ながら、この発表を機に彼の顔と名前が一致した──そんなMMAPLANETの読者も少なくないだろう。
未知強だらけのRoad to UFCへ、日本発の未知強=丸山数馬にこれまでのMMA歴とそのMMA感を足早に尋ねた。
──上久保選手の取材の際に頂柔術で練習をしているところを拝見させていただいたことがあるかと思いますが、初めましてと挨拶すべきかもしれないです。
「こちらこそ初めまして、宜しくお願いします」
──本当に本当のことを言わせていただくと、出場メンバー発表があった時に『えっ?』という感覚に陥りました。
「まぁ、そうなりますよね(笑)」
──そこで丸山選手の試合記録などを調べさせていただいたのですが、昨年3月のカナダでの試合を最後に実戦から遠ざかっていました。そのカナダ以外にも台湾、中国、豪州など数多く海外で試合を経験している。いつ頃から、海外志向だったのでしょうか。
「僕は鹿児島が地元で、鹿児島にいる時にプロに昇格しました。その時がパンクラスが世界標準と掲げるようなタイミングで、あの頃からUFCで戦いたいと思っていました」
──プロになる時の目標がUFCだったのですね。
「本格的に練習を始めて、プロ昇格を目指すところからですね。2012年のUFC日本大会のインパクトが大きかったです」
──その後、RIZINも生まれUFCを目指す選手は当時よりずっと少なくなりました。その部分、丸山選手は如何でしたか。
「僕はUFCが目標というのは変わらなかったです」
──UFCは日本人に優しくなく、ルートも明確でないですが。
「わざわざUFCが米国でアジア人、日本人を呼ぶメリットはないですからね。それでも……やっぱり世界最高峰の舞台で、目指すなら世界一のプロモーションで戦いたいという気持ちが変わることなかったです」
──なるほど。Tri.Hスタジオ所属ですが、鹿児島から東京に出てきて──どのようにハマの関西人こと濱村健さんの所に行き着いたのですか。
「もともと鹿児島のnico mma dojo所属で、上京するために資金集めをするために仕事をしていて、フリーになって2014年に上京しました。その時に鹿児島出身の菊野克紀さんに相談をさせてもらって、菊野さんも同じタイミングでアライアンスを離れた時で。『俺の後輩だから』と出稽古に僕を連れて行ってくれました。
菊野さんのお供でいくつかのジムを回り、その流れでGENスポーツで練習するようになり、そこで濱さんと出会って。Tri.Hスタジオの所属になり、今に至る感じです」
──濱村さんはMMA以外で凄く多才な方ですし。
濱村健 アハハハハ。
「濱さんの下でやるようになっても、UFCに行く気持ちは変わらなかったです」
──昨年3月から試合に出ていないのは、何か理由があったのでしょうか。
「正直に言うと、椎間板ヘルニアとか……体の具合が良くなくて。2022年の上半期は殆ど動けなかった状態でした。下半期になって動けるようになって、パンクラスで戦おうかと思っていたのですが、Road to UFCの公募があって。ただ、自分的にはちょっと気後れした部分はありました。前の試合で負けていることもあるし。そうしたら濱さんから『これ、応募しようや』と連絡があって」
──応募しようや(笑)。
「『そもそも目指しているところやろ』と。それで前向きになれて応募したところ、出られるようになりました」
──まさに調子と気運が上がっての参戦。初戦のキム・サンウクという選手には、どのような印象を持っていますか。
「グラップラーなんですが、自分のやってきたことが素直に出てくる選手。泥臭く、しつこいMMA、自分のスタイルを貫くタイプの選手です」
──対して丸山選手は、どのような試合をしたいという想いはありますか。
「今やっている練習の場でも、自分の強味はそつなくオールラウンドでできることじゃないかと思っています。器用貧乏っていうことではなくて、地道に実力もついてきているのでオールラウンドの自分の実力を皆さんに届けられれば良いと思います」
──では濱村さんとも阿吽の呼吸で頑張ってください。
「ハイ、セコンドはもう抜群なので頑張ります」
■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)
■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード
<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)
<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)
<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)
■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード
<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)
<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)
<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)