【BRAVE CF】アマチュアMMA最強の男、IMMAF世界3連覇ラマザン・ギチノフがプロ転向。BRAVEと契約
【写真】日本でいえばパンクラス、修斗、DEEPの王者クラスの力は十分にあるかと (C)MMAPLANET
フランシス・ガヌーのPFLとの契約というMMAワールドを揺るがすビックサインアップの1週間前――10日(水・現地時間)にアマMMA界最強の男ラマザン・ギチノフが、BRAVE CFと契約し、プロ転向というニュースも伝わってきている。
アマチュアMMA最高峰のIMMAFでの通算成績は31勝2敗、世界大会を制すること3度というギチノフは、ギチノフはダゲスタンの山間、標高1600メートルのフンザク村で生まれ育ち、当然のように小学校に通う頃にはレスリングを学び始める。
マハチカラやハサヴユルトのレスリング・クラブでは100名以上もクラスが複数存在するというダゲスタンでは、ご存じのようにそのゴールにMMAが存在する。
KHK MMAのエルダル・エルダノフに見いだされ、2017年に砂漠にMMA王国の構築を図るバーレーンに移り住むと、そのエルダノフの指導の下バーレーン代表として世界だけでなく、ヨーロピアン、アジア、オセアニア、国別対抗戦のスーパーカップを制覇と、2019年から現在まで30連勝でアマキャリアに終止符を打った。
強烈無比なケージレスリングとトップコントロール、極めはバックとフロントのチョークに特化しているギチノフだが、打撃にも磨きがかかっている。唯一、不安視されるのは打撃で圧を受けた時に、猛烈な勢いで組みへ転換だ。IMMAFでは顔面ヒザがなく、頭が下がって組み方は修正が必要になってくる。
とはいえ、満を持してのプロ転向だ。当然のようにそこはエルダノフがアジャストしてくるだろう。アマでは時にミドル、主にウェルター級で戦ってきたギチノフだが、プロではライト級に落とす予定とのこと。6月には19日と23日と連続でバーレーン大会が開かれるBRAVE CF、ここでギチノフのプロデビュー戦は組まれるのか、注目だ。