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【UFC ESPN43】アンオーソドックスな打撃が続いた一戦は、アルタミラノがサルバドルにTDで勝つ

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヴィニシウス・サルバドル(ブラジル)

いきなりスピニングバックキックを見せたアルタミラノに対し、サルバドルは後ろ足を交錯させたローという奇抜な動きを見せ、ローからサウスポーの左を伸ばす。ダブルレッグを切られたアルタミラノは飛び込みざまの左フックから、大振りのパンチを大きな動きでかわしてダブルレッグ、テイクダウンを決める。

バタフライガードで煽るサルバドルはクローズドを取り、アルタミラノはワキ腹を殴り頭を引き寄せられる。エルボーを入れたアルタミラノだが、動きは少ない。サルバドルはケージを利して立ち上がり、小手投げへ。両者腹ばいから離れてスタンドに戻ると、サルバドルは手をついた蹴り、それも連発で放ち2発目はローを入れる。来いとアルタミラノを誘って、反対側のケージまで下がるなど変わった動きを続けるサルバドルは左フックで殴られ、同じ左フックを返して時間とした。

2R、アルタミラノが左ロー、サルバドルは手をついた蹴り。後ろ回し蹴りを連続で見せたアルタミラノは左を当て、回転系の動きを続ける。ダブルレッグを切ったサルバドルは左を伸ばし、スピニングバックフィストのタイミングでバックを取る。すぐに離れたアルタミラノはアンオーソドックスな試合展開のなかでダブルレッグで尻餅をつかせ、サルバドルはスクランブルで小手投げを狙う。ここは右を差したままケージにサルバドルを押し込んだアルタミラノだが、続く小手を巻いた内股で一回転してスタンドへ。

サルバドルは続いて同じくウィザーから払い腰で一本級の投げを決める。そのまま抑えることなく試合がスタンドに戻ると、サルバドルが左フックをヒットさせ、続いて左ミドルハイを入れる。サイドキックを当てたアルタミラノは、左フックでサルバドルを迎え打つが左右のフックを被弾する。距離を詰め、圧を掛けるサルバドルが左フック、右ショートを当てる。さらに左ミドルを決めたサルバドルに対し、アルタミラノは動きが多い試合で疲れたか。追いかけて左ボディのアルタミラノは、左フックを一発ずる打ち合った。

最終回、右を当て、左を避けてテイクダウンを決めたアルタミラノ。サルバドルは粘れずガードを強いられる。アルタミラノが左エルボーを落として抑える。蹴り上げから立ち上がったサルバドルを狙ったアルタミラノの左ハイは、空振りに。そのアルタミラノのスピニングバックキックとサルバドルの左ミドルが同じタイミングで放たれ、前者が尻餅をつく。すぐに立ち上がったアルタミラノがテイクダウンを決めると、ケージに押し込まれたサルバドルはここでもガードにステイさせられる。

アルタミラノはエルボーを落として立ち上がると、後ろ回し蹴りへ。さらにシングルから、腰技狙いのサルバドルにヒザを突き刺す。サルバドルの手をついた蹴りを受けそうになったアルタミラノが、スピニングバックフィストを放つ。残り1分を切り、大振りの左右のフックを振るうサルバドルがボディを狙う。ダブルを切ってヒザを顔面に入れたサルバドルは、左右のフックをボディに入れ左フックを顔面に打ち込む。終盤、疲れたアルタミラノはスピニングバックフィストを2度狙い、2発目で押し倒されガードで試合を終えた。

互いにトリッキーな動きに周囲した試合はアルタミラの凱歌が挙がった。


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