【Pancrase333】Championsip day in 立川。第三弾はストロー級QOPC=神秘のKAREN×基礎のソルト
【写真】 前回の試合はチャンピオンの欠点が露わとなった。いや、既に露わではあったが綻んでいなかった部分がついに敗北に結びついた戦いだった。それだけに伸びしろが十分にあるKARENが、今回はどのようなMMAを見せるか(C)MMAPLANET
連日のタイトルマッチ決定のリリース。9日(木)にパンクラスより、4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333のカード発表第3弾として、ストロー級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=王者KAREN×挑戦者ソルトの一戦が発表された。
一昨日はバンタム級王座統一戦=中島太一×田島椋戦、昨日はライト級王座統一戦=久米鷹介✖アキラ。そして、今日は女子ストロー級タイトルマッチ決定の報が届いた。
昨年3月にアップセットで藤野恵実を下し、18歳でベルトを巻いたKARENだが、年の終わりの横浜大会でソルトとノンタイトルで対戦。修斗からの刺客といえば聞こえは良いが、その修斗で1勝2敗だったソルトは王者にとってチューンナップマッチという風に捉えられていた。
しかし、ソルトは徹底してKARENの距離を潰し、蹴りを散らしてカウンター、王者が下がるようになっても距離を詰めてパンチを顔面に入れ、組みと寝技でも終始ペースを握る試合展開でフルマークの判定勝ちを手にした。
以前からKARENに関しては、体力はあるが技術的にはファンデーショナルな部分が疑問視される向きがあったのは事実だ。それでも勝つ、ある意味神秘性のあるファイトをソルトが基本の攻撃の積み重ねて打ち破ったことになる。
そんな両者の再戦がチャンピオンシップと実施される。前回の敗戦前にはKARENはパラエストラ柏で、基礎を学ぶトレーニングを始めたという情報もあるが、その後の上積みはなされているのか。またソルトとしても、無心で挑んだ前回の試合とは違いタイトルが懸かった一戦、しかも5Rということで気持ちの面も前回とは違う創りが必要になるだろう。
両者にとって真価が問われるチャンピオンシップ──神秘✖基本の戦いが、どう進化しているのか興味深い。