【Pancrase330】KARENの得意の距離を潰したソルトが、パンチで優勢に立ちストロー級QOPを下す

2022.12.25

【写真】体格差を生かした作戦勝ち――といえる(C)MMAPLANET

＜女子ストロー級／5分3R＞
ソルト（日本）
Ded.3-0:30-27.30-27.30-27.
KAREN（日本）

ストロー級QOPのKARENがノンタイトルマッチでソルトと対戦。まず右サイドキックを見せたKARENに対し、ソルトが前に出る。サウスポースタンスから蹴りを散らすKAREN。ソルトは左ミドルをキャッチし、組みついて相手をケージに押し込む。両腕を差し上げたソルトがケージ際でコントロール、KARENが体勢を入れ替えることができない。引いて回そうとするKARENだったが、倒してもソルトに立ち上がられてしまう。再びKARENをケージに押し込むソルトは、ヒザを突き上げて削っていく。ここでブレイクが掛かった。

再開後、KARENが左ハイを繰り出す。ソルトは右の前蹴り。KARENの蹴りの打ち終わりを狙って右ストレートを伸ばす。距離を詰めてきたKARENに。ソルトがカウンターで右フックを当てた。さらに右腕を差し入れてKARENをケージに押し込むソルト。押し返してくるKARENに尻もちを着かせ、カンヌキで守るKARENを押し込み続け、さらにボディロックからテイクダウンを奪って初回を終えた。ジャッジは3者ともソルトに10-9をつけている。

2R、ソルトが右インローでKARENの前進を止めた。右サイドキックを見せるKAREN。ソルトは左右の蹴りを散らしていく。組んできたKARENを投げたソルトは、そのままハーフガードを取った相手を抑え込む。下からソルトの首を抱えるKAREN。ソルトはヒジでKARENの顔面を引きはがし、続けて右ヒジを打ち込む。離れたソルト、レフェリーがブレイクを掛ける。

右サイドキックを放つKARENの顔面に、右ストレートを当てるソルト。リートの差か、KARENの手数が少ない。一方のソルトが右ミドルと右ストレートをヒットさせた。下がるKAREN。距離が近くなるとソルトの左右フックが当たる。サークリングするKARENを追うソルト。ややソルトが一方的に攻める展開に。ラウンド終了間際、KARENが左ミドルを見せたが届かない。このラウンドもジャッジ3者がソルトに10-9をつけた。

最終回、KARENが右サイドキックを放って下がる。左インローを当てるKAREN。しかし顔面を狙った右サイドキックはかわされ、ソルトに組まれてケージに押し込まれてしまう。ソルトは押し込みながら右ヒジ。KARENAはダブルオーバーフックで耐えるも、ソルトが四つからグラウンドに持ち込んだ。

そのままマウントを奪ったソルトに対し、KARENAが両腕を抱えてからのブリッジで返す。しかし立ち上がったソルトが、すぐにKARENをケージに押し込む。押し返すKAREN、しかし体勢を入れ替えるまでには至らない。右の肩パンチを連打するソルトは、右腕を差し上げて投げを狙う。これを耐えたKARENだが、体勢を入れ替えてもすぐに戻されてしまう。右ヒジを打ち込むKAREN、ソルトも左ヒジを返す。レフェリーがブレイクをかけてケージ中央へ。

再開後、サークリングするKARENをソルトが追い続ける。距離を詰めてきたKARENに対し、右ストレートから右スピニングバックフィストに繋げるソルト。さらに左フックを当て、ラスト10秒はパンチ＆ローで押し込み、試合終了のホーンを聞いた。