【Pancrase360】本野が動きのあるMMA=マウント&バックからKARENを殴り続け、新ストロー級QOPに
【写真】腕十字やRNCを狙うだけでなく、とにかく殴り続けた本野。KARENAはポジションを取り返すことができなかった(C)MMAPLANET
<女子ストロー級王座決定戦/5分5R>
本野美樹(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
KAREN(日本)
サウスポーの本野が距離を詰めると、KARENもプレスをかけて右ロー。本野はワンツー、KARENの左ジャブをパーリングする。KARENの右が伸びる。左ローを蹴り、右ストレートをボディに突き刺した。ケージ中央に回った本野がシングルレッグからドライブ。ケージに押し込んでから、KARENの右足を刈って背中を着かせる。一度腰を起こした本野がバックを狙う。立ち上がったKARENに対し、右足を差し入れて足を刈っていく。
バックコントールで崩していく本野。立ち上がったKARENが正対しようとすると、シングルレッグからハイクロッチへ。左腕を差し入れたKARENが体勢を入れ替えた。本野が左腕を差し返し、テイクダウンを奪う。すぐにマウントを奪取した本野がKARENの両腕を上げさせる。KARENがうつ伏せになるとバックマウントに移行する。一度は足を外したが、再びバックマウントを整えてKARENの体を伸ばしにかかる。ラウンド終了間際、KARENが本野を前に振り落とした。初回はジャッジ3者とも本野の10-9としている。
2R、KARENが右ローからワンツー。KARENの右が本野の顔面をとらえる。組んで崩した本野はボディロックからグラウンドに持ち込み、バックへ。うつ伏せになったKARENに対し、ワンフックからボディトライアングルに。さらにバックマウントを奪取するが、反転したKARENがトップに回る。この動きに合わせて本野がKARENの左腕を十字で伸ばす。立ち上がったKARENが左に飛んで十字を外すが、本野がトップに回る。
KARENのレッスルアップを潰した本野が再びバックマウントを奪う。体を起こしたKARENを引き倒し、トップから肩固めへ。これを外されるとマウント、バックマウントと有利なポジションで試合を進める。KARENは立ち上がるもバックコントロールで制され、スタンドで肩固めのクラッチに持ち込まれたが右ヒジを打ち込んだ。このラウンドも本野がジャッジ全員10-9で取っている。
3R、KARENが一気に距離を詰めた。本野が左ストレートで迎え撃つ。打ち合いに持ち込むKARENが左ジャブを効かせた。すかさず本野はシングルレッグへ。これを切ったKARENがバックに着く。本野が切り返すと、KARENが左腕を抱えた。シングルレッグに組み替えた本野が、立ち上がったKARENをケージに押し込む。KARENが正対すると本野が離れた。
ケージ中央で本野は左テンカオ、右フック。KARENが前進してパンチとヒジを振るうが届かず。本野は右ジャブとシングルレッグと混ぜる。KARENがパンチを振るって前に出ると、本野もやや疲れたか。そのままKARENがケージに押し込み、本野の頭を押し下げて右ヒザを突き刺す。これを嫌がった本野が背中を見せると、KARENがバックからクラッチした。
本野はKARENの右腕をキムラで抱えながら崩していくも、KARENがバックを奪った。本野のスクランブルを潰し、バックからパンチを打ち込むKAREN。本野はKARENの左腕を取りに行くもKARENがバックに着いたまま、ボディにヒザを打ち込んでラウンドを終えた。このラウンドはジャッジ3者がKARENに10-9をつけている。
4R、本野が左ストレートから右フックを当てる。構わず前に出るKAREN。本野はシングルレッグからバックに回る。崩してヒザを着かせ、ワンフックに。さらにバックマウントを奪取した。KARENの左腕を狙いつつ、体を伸ばしていく本野。パンチで削り、右腕でKARENの顔を上げさせる。鉄槌を打ち込んでからKARENの体を伸ばし、右腕を首に回した。
耐えたKARENに対し、マウント&バックマウントでパンチを連打する本野。やや動きを抑えて呼吸を整えた本野が、再び削りながらRNCを狙う。ここもKARENが凌ぐと、バックマウントからトップに回り、ハーフガードのKARENにパンチを落とす。背中を見せるKAREN。本野はワンフックからパンチを打ち込み続け、このラウンドも10-9×3で取った。
最終回、勝利はフィニッシュのみに絞られたKARENが前に出る。ワンツーから右ミドル。しかし本野が右に回り、ワンツーを当てる。打ち合いからニータップでドライブした本野。右腕を差し上げて投げた本野がサイドに回る。ノースサウスからサイド、そしてバックから殴る本野。立ち上がったKARENをグラウンドに引き戻し、エビを潰して肩固めを狙う。
これは極まらずもマウントからパンチを連打。耐えるKARENの体をバックマウントで伸ばしてRNCを仕掛けた。凌ぎ続けるKAREN、殴り続ける本野。残り1分で再びバックマウントを奪取した本野は、腰を上げて前に振り落とそうとするKARENにパンチとヒジの連打を浴びせて試合を終えた。
裁定は3R以外を本野が抑えて3-0の判定勝ち。女子ストロー級QOPのベルトを獲得した本野は「次の試合はもっと圧倒します」と語り、周囲への感謝を述べた。















