【Unrivaled02】アクロバチック柔道。投げと受けで野村と伊藤が魅せまくり、野村が伊藤を下す
【写真】意地の一本狙いの野村に対し、この逃げ方。投げられる力を利用したアクロバチック柔道を伊藤が見せた(C)MMAPLANET
<フェザー級/15分1R>
野村優眞(日本)
Def.4-マイナス2
伊藤盛一郎(日本)
試合早々、伊藤が飛びつき十字を狙い、そのままに下から極めを狙う。ここを防がれるとスタンドに戻るが、マイナス2Pとなり野村が試合をリードする。
伊藤はさらに払い腰を仕掛け、耐えた野村がバックに。すぐさま起き上った伊藤は、ポイント無視の一本狙いか。
柔道なら野村も負けていない。鋭い対落としを仕掛けると、伊藤は腹ばいになって背中をつかせない。
伊藤は引き込みから三角狙いも、腕を引き寄せた野村が許さない。ここでマイナス4Pなった伊藤は、パスを狙われ下からニンジャチョークを仕掛ける。タイトに絞まりかけたが、サイドに回り込んだ野村が解除し、パス。
バックに回り両足をフックして2+2で4Pを加算、マイナス分と合わせて8Pの大量リードを奪う。
伊藤は胸を合わせて、トップを取り2Pを挽回する。野村はラペルを取り、スクイットガードからワームライダーへ。
伊藤は飛び込んでキムラを仕掛ける。そのアームロックの支点を利して、上を取り返した野村。伊藤も続いてスタンドに戻る。狙いも、そのロックを支点に上を取り返した。
野村はシングルからレッグリフト、同時に大内刈り。伊藤はここも腹ばいで耐える。立ち上がった伊藤が飛びつき三角も決まらず、再びマイナスで2Pを失う。
ここから道着ルールのみ一本勝ちがあるアンライバルド、柔道出身の野村が背負いを2度見舞うものの伊藤が頭をついて跳ね上がるように耐え、決して背中から落ちない。しかも腹ばいになった野村に、先に起き上がってバックに回るという信じがたい動きを見せる。下ろされ、腕十字も防がれスランブルから立ち技に戻る。
野村はここで足払いを決めたが、伊藤は半身で受け身を取るように投げられると同時に反転して起き上る。
さら体落とし、背負いと投げられつつもその瞬間に側転をするように回避を図る伊藤。
ついにはダブルレッグから朽木倒しのようにテイクダウンを仕掛けると、今度は野村が腹ばいで耐え、最後は自ら背中をつけてガードを取ったところで時間に。
2点を挽回した伊藤だったが、野村が逃げ切りフリースタイル柔道かアクロバチック柔道かという戦いを制した。