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【ONE FN07】判定負けも三浦彩佳、100点満点。自己流組み技をやり抜き、ケリーは動揺&狂暴化

<サブミッショングラップリング119ポンド契約/10分1R>
ダニエル・ケリー(米国)
Def.3-0
三浦彩佳(米国)

体格差は明白な両者。実はレスリングベースのケリーが、すぐに引き込まない。50秒経過したところで引き込んだケリー、三浦は足を抜いて抑えにかかる。当時にケリーが立ち上がり、コーナーに三浦が押し込む。ここでもケリーが引き込むと、フリーズが掛かりリング中央で再開される。右腕を差したケリーのバック狙い、首を巻いて袈裟で抑えた三浦は腰をコントロールされて倒される。

それでも首に手を巻き続け、腰に乗せる形で抑えた三浦が足を抜いて腕を狙う。腰を上げたケリーは、逆に右足をフックしに掛かり、懸命に左腕を引き抜こうとする。手首を掴んで許さない三浦は、腕を抜かれると同時に頭も抜かれてバックを許す。マウントに切り替えたケリーに対し、三浦はまたも首を抱えてヘッドロックポジションへ。

ケリーは頭を抜き、三浦がスタンドに戻る。残り4分を切り、大健闘の三浦は引き込んだケリーから離れて立ち上がる。ロー気味の足払いの三浦は引き込みに足を絡ませずに、スタンドに戻る。判定勝ちも見えてきた三浦は、足を取らせずがぶりにいく。ここでタイトな引き込みを見せたケリーは、リバーサルから一気にマウントを奪う。

センターで再開となり、頭を抱える三浦だったが頭を抜かれバックを許してしまう。ケリーのRNC狙いを耐える三浦──残り1分を切る。手首を掴み、アゴを引く三浦の鼻をフィッシュフック気味に引き寄せて腕を喉の下に通したケリーがRNCクラッチへ。ヒジを押して耐えた三浦、ここはキャッチが入ったのか。

最後に胸を合わせた三浦は、時間と同時に両手を挙げて勝利をアピール。対してケリーは苦笑い──そして困惑の表情に。それでもジャッジの裁定は3-0でケリーに。判定は妥当、それでも三浦は株を挙げる戦いをやってのけた。

「彼女は強かった。シット!!」と一声発したケリーは「私は柔軟だから」と腕関節は大丈夫だったとアピールし、3本目のグラップリング王座を創ってほしいと話した。


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