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【Strikeforce】復帰戦迎えるトムソン、川尻に言及

Thomson26日(土・現地時間)、サンノゼhpパビリオンで行なわれる「FEDOR vs WERDUM」。この大会で、前ストライクフォース世界ライト級チャンピオンが復帰戦に挑む。

【写真】試合のときと違い、普通のヘアスタイルのジョシュ・トムソン。好感の持てる明るいキャラクターだ (C) MMAPLANET

パット・ヒーリーと戦うジョシュ・トムソンは、AKAコーチ陣がTUF12の収録で不在のなか、プレイング・マネージャーのごとく、プロ・クラスの練習を引っ張っていた。

――ストライクフォース世界ライト級王座を失って半年、26日にパット・ヒーリー戦で復帰戦を迎えます。もの凄くハードなスパーリングでした。5分×10Rほど続けていましたね。

「今、追い込みの最中だから、今日はちょっと疲れていたね。どちらかといえば、木曜日のトレーニングはテクニック面を重視しているんだ。今日は疲れたときに、どう動けば良いかを考えてトレーニングをしていた。元気いっぱいな連中を相手にしてね(笑)。あまり良い動きはできなかったかもしれないけど、それがキャンプの目的でもあるからね」

――次の試合は当然、王座奪還への一歩だと思うのですが、KJ・ヌーンが参戦し、DREAMとの交流も始まったストライクフォース・ライト級について、どのような印象を持っていますか。


「JZ・カバウカンチもサインしたしね。DREAMとの関係で、これからもカワジリや、再びアオキがストライクフォースで戦うこともあるだろう。カワジリ、そしてJZとは絶対に戦いたい。ただ、タイトルのことは、すぐにとは考えていないんだ。何試合か挟んで、自分のレベルアップを第一にと思っている。

メレンデスと戦う前に15カ月間もケガなどが原因で戦えなかった。これは、ちょっと長過ぎた空白期間だったよ。正直、僕の戦い振りは後退していた。前の試合は、途中で自分のすべきことを諦めてしまったしね。今は自分のスタイルを再びつくりあげているところなんだ。だから、数試合挟んでタイトルショットに辿りつけば良いと思っている」

――これは私の個人的な意見なのですが、ギルバートと戦った一試合目のジョシュの戦い振りは最高でした。これがMMAだ……と、あの試合を見て思ったものです。対して二試合目ですが、ジョシュは試合で勝つことを諦め、観客が喜ぶ試合をして幕引きをしたように感じました。

「ハハハハ。確かに最初の試合は、殴り合いでなくテクニカルだった。さっきも言ったように15カ月間、実戦から離れていた二試合目は、最初のラウンドを取り、2Rを取り返されてから、ペースが落ちて、後手後手に回るようになった。そこで僕はパンチを振るうことばかりを重視し、技術的ではなくエンターテインメント的な試合になった。

今日の練習を見てくれたよね? あの試合があったから、派手に殴り合うんじゃなくて、テイクダウン、テイクダウンの阻止、その合間に如何に殴るか、そういうトレーニングを繰り返している。僕がすべき試合は、本来はそういう試合なんだ。だから、周りの人間は3度目に期待してくれている。そして、僕は自分の戦い方を洗い直しているんだ」

Thomson & Hioki【写真】試合の3週間前の時点で、相当の追い込みを掛けていた。写真は出稽古に訪れていた修斗世界ライト級チャンピオン日沖発に得意のさば折りを仕掛けられ、ギロチンに逃げるも削られるトムソン (C) MMAPLANET

――なるほど。確かに、今日のトレーニングは凄い削り合いの連続でした。ジョシュはヒーリー戦に集中しないといけないのは承知していますが、先ほど川尻選手の名前を出していました。実は1カ月ほど前に、日本で川尻選手に取材をしたとき、彼もジョシュと戦いたいと言っていたんです。その後、青木戦が決定し、当然、彼もその大切な一戦に集中している状態ですが。

「ストライクフォースとDREAMの話し合い次第だけど、カワジリとは日本と米国で、1試合ずつ戦いたい。カワジリとギルバートが素晴らしい試合だったように、僕とカワジリの試合も素晴らしいものになるだろう。彼に勝つには、トップをキープすることは不可欠だ。だから、今日のトレーニングはヒーリー戦以降、カワジリもそうだし、ギルバート戦にも当てはまる重要なものなんだ。

そして、そういうビッグファイトのために、この練習の成果を実戦で試そうと思っている。僕の試合を本来持つ、技術、長所を生かしたものにしたいからね」

――ジョシュの5年振りの来日も期待しています。

「まず、26日の僕の試合があり、14日後の7月10日のカワジリ×アオキが行なわれ、その結果、ケガがなければ僕らの試合は実現に近づくだろうね」

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■Strikeforce / M-1 Global Fedor vs Werdum 主要対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)
ファブリシオ・ベルドゥム(ブラジル)

<女子ミドル級/5分5R>
クリスチャン・サイボーグ(ブラジル)
ジェン・フィンイー(米国)

<ミドル級/5分3R>
カン・リー(米国)
スコット・スミス(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン(米国)
パット・ヒーリー(米国)

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