【UFN218】平良達郎の対戦相手アギラー「日本料理レストランをオープンした。不思議なもんだよ」
【写真】本当に人生を賭けた試合として、日本の記者には情報を漏らしたくないという気持ちは尊重できるアギラーだった(C)MMAPLANET
4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」が開催され、ヘスウ・サントス・アギラーが平良達郎と対戦する。
キャリア8勝1敗、ギロチンでのフィニッシュが4試合というアギラーは、今時珍しい秘密主義者だった。それでいて日本食レストランをメキシコにオープンさせたという日本好き──なんとも不思議なインタビューとなった。
──平良達郎選手とのUFCデビュー戦が控えています。今の気持ちを教えてください。
「僕がアンダードッグだということは心得ている。でも、ずっとそういう試合を戦ってきた。準備は十分だし、すぐに戦いたい気分だよ」
──日本のファンはヘスウのことをほとんど知りません。もともと、ベースとなる格闘技は何なのでしょうか。
「カリフォルニア、ラスベガスで戦って来た。Fight Passで視聴できるUWC(Ultimate Warriors Challenge Mexico)ではフランス人のアントワン・イドリオを破ってフライ級チャンピオンになっているよ」
──スミマセン、ベースでなくバックグラウンドでしたね。そもそもMMAを始める前には、どのような格闘技歴があるのでしょうか。
「僕はとてもアグレッシブなファイターだ。ファミリーのために戦っている。試合で、どれだけ僕がアグレッシブか見てほしい」
──……。アグレッシブなことは過去の試合からも、十分に理解できます。格闘技歴を尋ねているのですが……。
「その質問には答えたくない。あまり情報を試合前に対戦相手に与えたくないんだ。僕の過去の試合はYouTubeで見てほしい」
──……。YouTubeで試合を視聴しても、格闘技歴は教えてもらえないのですか……。日本のファンにこの試合に興味をより持って欲しいので尋ねているつもりなのですが。
「プロモーションをしてくれることはありがたいよ。でも、僕がこの場で言えることは自分はアグレッシブなファイターで、ファミリーのために戦っているということだけだよ」
──分かりました。ところでヘスウのファイティングレコードを見ていると、最初の5年間にそれほど試合をしていないですね。特に2018年3月から2020年2月にかけては全く試合をしていないです。この間、何があったのでしょうか。
「その間はMMAから身を引いていたんだ。事実上、リタイア状態だった。実は日本料理のレストランをオープンしてね(笑)。だから不思議なもんだよ、今週末に日本人ファイターと戦うなんて」
──日本料理レストラン!! では、その日本人選手の印象を教えてもらえますか。
「とてもスマートなファイターだ。でも、僕は自分の戦いをするだけだから」
──UFCデビュー戦、どのような試合をしたいですか。
「僕のキャリアで一番大切な試合だ。ただ勝利を目指し、このまま勝ち続ける。100パーセント、僕が彼を倒すよ」
──ヘスウのヘビーヒット、そしてギロチンが極まるシーンは正直見たくない日本のファンに一言お願いします。
「僕は日本のことが大好きで。だから日本食レストランをオープンしたんだ。ただ本当の日本食を食べたことがなくて、日本食を真似したレストランなんだよ」
──……(笑)。
「僕は日本の文化、日本の芸術、日本のMMAに敬服しているんだ。だから、タイラとは良い試合をして日本の皆に楽しんでほしい」
■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch
正午~UFC FIGHT PASS
■ UFN218対戦カード
<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(韓国)
デヴィン・クラーク(米国)
<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)
<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)
<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)
<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)
<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)
<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)
<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)
<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)
<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)
<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン(韓国)
デニス・チュルリン(ロシア)
<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)