【Shooto2022#08】田中有、2年振りの復帰戦でマックス・ザ・ボディに引き込んで判定負け
11日(日・日本時間)はUFC282を筆頭にDEEP、修斗、EXFIGHTの各大会が開催されマンパワーの関係もあり、MMAPLANETでは全大会を速報することはできなかった。ここではそんなMMA DAYに行われてオンタイムで試合内容をお伝えできなかった試合をピックアップしてレポートしたい。
ここでは大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開かれたShooto2022#08のメインイベント=田中有✖マックス・ザ・ボディの一戦をレポートする。
<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
田中有(日本)
試合開始直後に一度、ブレイクが掛かり即リスタート。田中が右ローから左ミドル、再び右ローを繰り出す。田中が左の蹴りを見せようとしたところで、マックス・ザ・ボディが右を合わせる。ダウンした田中をマックス・ザ・ボディはスタンドで待ち、左右のフックを振るっていく。引き込むようになった田中は鉄槌を落とされ、ハーフガードを何とかとる。スイープ狙いを潰したマックス・ザ・ボディがサイドで抑える。田中のブリッジ返しに続き、ケージキックに何とマックス・ザ・ボディがスタンドに戻る。残り30秒、田中は左ハイに再びフックを合わされそうになったが、左フックを返して時間となった。
2R、マックス・ザ・ボディの右に右を返した田中は、組まれても逆にケージに押し込む。体を入れ替えたマックス・ザ・ボディは、払い腰で腰砕けとなった田中にパンチを纏める。亀から立ち上がった田中が左ジャブを伸ばすが、マックス・ザ・ボディの右フックに姿勢を乱す。田中は右オーバーハンドをヒットさせても、マックス・ザ・ボディの返しに追い打ちを出すことができない。マックス・ザ・ボディは組んでケージへ。左を差し返した田中の小外掛けは決まらなかったが、そのまま押し込み返して小内刈りを返してテイクダウンを決める。
ハーフからマウントに移行した田中だが、背中を向けたマックス・ザ・ボディが腕を払っただけで振り落とされてしまう。ブレイクが掛かりスタンドに戻ると、田中が右の前蹴りを決めたところでラウンド終了、田中が取り返したか。
最終回、左フックから前に出たマックス・ザ・ボディがラッシュを賭ける。距離を取る田中も左右のパンチを返すが、右を被弾。直後にダブルを仕掛けた田中は、すぐに引き込んでしまう。競り合いのなかで、下になる選択をした田中だが、ステイはしたくない。田中はロックダウンからの仕掛けも潰され、ガードを取る時間が増えて細かいパンチを受けるという厳しい展開に。
マックス・ザ・ボディは胸を合わせて、しっかりと抑え右のパンチを打っていく。残り2分、田中は下が続き、アームロックを狙われる。この仕掛けからマウントを取ったマックス・ザ・ボディは、ブリッジを泳がせてバックグラブへ。後ろから殴り、絞めの機会をマックス・ザ・ボディが伺う。手首を取って防御の田中は、5秒を切って胸を合わせてパンチも時間切れに。結果、2Rもマックス・ザ・ボディが取りフルマークの判定勝ちを手にした。