【Shooto2022#07】プロMMA生活に幕――清水清隆のラストマッチは44秒、山内渉のパンチでストップ
【写真】唐突に訪れたフィニッシュ。実は――(C)MMAPLANET
<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
Def.1R0分44秒 by KO
清水清隆(日本)
山内が左ミドルを連打する。さらに左ジャブと左ハイを見せる山内に対し、その攻撃をスウェーでかわす清水。山内は細かい打撃で相手を中に入れさせない。
清水がダブルレッグで飛び込もうとしたところで、山内の右フックが清水の頭部をかすめた。そのまま山内がダブルレッグをスプロールすると、崩れ落ちる清水――そのまま動きが止まった清水に、山内がパンチの連打を浴びせると、レフェリーが試合をストップした。
清水は仰向けになり「ストップが早くないか?」という表情を浮かべた。しかし完全に動きが止まり、パンチを連打されてのレフェリーストップは致し方ないか。
勝者の山内は「清水さん、今日は戦ってくれて、ありがとうございました。僕がMMAを始めた頃から憧れていた選手で、勝てたことが嬉しいし、とても自信になりました。これからは僕が清水さんの代わりにフライ級で頑張っていきます」と宣言。
今回がラストファイトとなった清水は「負けた人間がマイクを持っちゃうのはアレですが……自分は腹いっぱいの現役生活でした。結果は出せなかったんですけど、忘れられない1日でした。自分に皆さんがしてくれたことを少しでも返していけるように、今後も頑張っていきます」と語り、ケージを後にした。