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【PFL2022#10】殴らせず、あまり殴らず。マゴメドケリモフがチバウをほぼ完封で判定勝利

<175ポンド契約/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
グレジソン・チバウ(ブラジル)

笑顔を浮かべ続けるチバウ、マゴメドケリモフはロシアでなくダゲスタンから出場となっている。サウスポーのチバウに左ローを蹴ったマゴメドケリモフが、サイドキックから左を伸ばす。チバウは左オーバーハンドから足に触れようとする仕草も。飛び込んで殴ったマゴメドケリモフは、サイドの違いを生かして圧を掛ける。互いに様子見が続き、残り2分半でチバウがテイクダウンを狙う。切ったマゴメドケリモフは右ストレートを見せて、テイクダウンのフェイク。そしてジャブを伸ばす。

ワンツーに左をカウンターで当てたチバウだが、ここは慎重な姿勢を崩さない。マゴメドケリモフは前蹴り、右からのシングルもチバウはテイクダウンを許さず離れる。前手を潰し合う両者は、終盤にやや手数を増やしたがダメージを残すような攻撃はなく初回が終わった。

2R開始直後にシングルレッグでケージまでマゴメドケリモフを運んだチバウだが、取り切れずスクランブルから逆にケージに押し込まれる。右に移動し、回って離れたチバウに対し、マゴメドケリモフが左ジャブを当て、ボディを伸ばす。続く右ハイを空振りになり、マゴメドケリモフは右を被弾する。ワンツーでボディを決めたマゴメドケリモフ、チバウも左を顔面に打ち返した。マゴメドケリモフは右を2発当て、チバウのテイクダウン狙いを切る。さらに左ミドルから左フックをヒットさせたマゴメドケリモフが、手数が少ない試合のなかで主導権を握る。左リードフックを受けたチバウが、逆に左を入れてマゴメドケリモフが姿勢を乱す。その後、ボディコンタクトはなく2Rが終わった。

最終回、シングルからダブルに移行したチバウがテイクダウンを奪い、スクランブルでバックへ。マゴメドケリモフは胸を合わせ、ケージにチバウを押し込む。離れて左を当てたチバウ、積極性が増したか。ならばと右を当て、アンクルピックでテイクダウンを狙ったマゴメドケリモフ。チバウが反応して距離を取り直す。マゴメドケリモフはボディを殴り、左ミドルから組んでボディロックも、チバウが左を差し返す。残り90秒、このまま時間を使いたくないチバウは離れ打撃の間合いへ。

マゴメドケリモフがダブルレッグも、チバウがスプロール。逆にテイクダウンを狙うが、マゴメドケリモフも許さない。前蹴りを受けて姿勢を乱したチバウは、最後の10秒で懸命に前に出るが、前蹴りを受けスピニングバックフィストも空振りに終わり時間を迎えた。

結果はマゴメドケリモフがフルマークの判定勝ちを収めた。


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