この星の格闘技を追いかける

【DEEP JEWELS39】共に打撃が向上。本野がTD&パウンドで、三角&腕十字を狙う須田を封じ込める

【写真】下からの展開に自信を持っていた須田。その動きを本野が抑えきった(C)MMAPLANET

<49キロ契約/5分3R>
本野美樹(日本)
Def.3-0;29-28.29-28.28-28.
須田萌里(日本)
※ドローのジャッジはマスト判定で本野

サウスポーの本野に対し、須田は右インロー。本野も左ストレートから右ローを返す。本野の右フックが須田の顔面を捉えた。さらに本野が左ハイを見せる。本野は右から左ボディストレートへ。須田は左右ローから距離を詰める。須田が左の関節蹴りと右ロー、右ハイから右スピニングバックフィストへ繋げた。ケージ中央で下がり、ニータップで組みついてテイクダウンを奪ったのは本野だ。

須田は下から足を上げて三角で固める。本野の右腕を抑えて鉄槌を当てる須田。さらに足を組みかえる須田は、三角と腕十字を狙う。本野が動いたところで、足で絞り上げていく須田。本野は耐えながら左の鉄槌を落とすが、須田は足を離さず。さらに鉄槌を浴びせていく須田。相手の頭を引き寄せたところで、本野が頭を抜く。須田は腕十字に切り替えたが、本野が立ち上がった。

須田は立ち上がった本野の足を取り、朽木倒しを狙う。離れる本野。須田はシッティングガードで追いかける。レフェリーがブレイクをかけ、スタンドに戻ると須田がステップを使って回る。右ハイから左ジャブ。さらにローで本野のバランスを崩させた。

2R、須田が右インローを当てる。ローと左ジャブでけん制しながら、須田が本野の右ミドルをキャッチしようと試みる。これは取れなかったが、本野の蹴りに合わせて組みついた須田が、相手に背中を着かせた。ギロチンからリバーサルする本野。須田はケージ際で、パウンドを受けながら本野の右腕を狙う。腕十字を仕掛ける須田。本野は腕を抜いて、背中を着けている須田にパンチを落としていく。背中を着けたまま足を利かせる須田。左足で本野の顔面を蹴り上げた。ここでブレイクがかかる。

須田が右インローから右ストレートへ。本野は須田の右ローに右ジャブを合わせる。本野は左ストレートを上下に散らす。相手を下がらせて右ストレートを突き刺す須田。ケージ際から右に回った本野が、組みついてテイクダウンを奪った。ケージに相手を押し付けながら、細かいパンチを落としていく本野。須田は本野の右腕を取りならが、さらに相手の左足をずらしつつ三角で捕える。相手に体重を浴びせられながら、三角で固めて腕十字も狙う須田。左腕を取られた本野は、逆側に回り凌いでラウンドを終えた。

最終回、ともにインローとストレートを伸ばす。距離を詰めて右を合わせる須田。しかし本野のパンチがヒットし、須田が嫌がる表情を見せた。組みついてきた須田を返し、ケージ際でパンチとヒジを叩きつけていく。須田は下から本野の左腕を取って腕十字へ。ここで須田の足がケージに引っかかってしまう。足は離れたものの、腕十字は本野に潰されている。

下になっている須田は、頭をずらして腕を抱えながらパンチを伸ばす。本野が須田をケージに押し付けて腕を抜いた。須田は背中を着けたまま、本野がガードの中に入ってくると、すかさず須田が本野の右腕を取って腕十字を仕掛ける。これも凌いだ本野が立ち上がった。下から足を触りにきた須田の動きを潰し、本野がトップへ。

本野はパウンドを連打。須田が本野の左腕を抑えるも、本野が立ち上がる。背中を着けたままの須田にローを当てながら、本野が飛び込みパウンドを突き刺す。これは聞いたか、須田の動きが落ちた。すかさずパンチを連打する本野。再び立ち上がり、相手の足を潰してパンチを打ちながら飛びこんだ。須田もパンチを受けながら本野の左腕を取りにいったものの、本野がこれを防いだ。

裁定はジャッジ2人が29-28、1人がドローにつけるもマスト判定で本野を選んだ。須田は涙を浮かべながらケージを降りていった。


PR
PR

関連記事

Movie