【ONE FN04】初回に左手薬指、中手骨を折っていたビビアーノ。「頭と心のパワーは失っていなかった」
【写真】ビビアーノから送られてきたXレイ写真(C)BIBIANO FERNANDES
19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたONE Fight Night04「Abbasov vs Lee」で、スティーブン・ローマンに完敗を喫したビビアーノ・フェルナンデスから、MMAPLANETにメッセージが送られてきた。
「左の手のパワー力を失っても、頭と心のパワーが失われることはなかった。それがあって、最後まで戦い抜くことができた」というビビアーノのテキストの上に、レントゲン写真のデータも届いていた。
ビビアーノは左手の中手骨を骨折し、拳を握ったたりグリップすることができなくなっていたという。初回に左手が使えなくなったビビアーノは、確かに粗い右フックを繰り返し、何よりもテイクダウンに行かず、逆にローマンに幾度となくテイクダウンを奪われ、パウンドを被弾しての完敗だった。
当然のようにビビアーノ・フェルナンデス限界説といって良い反応が世界中から起こったわけだが、ビビアーノはこのテキストと写真とともに「アイ・ラブ・ジャパン。ネバーギブアップ」という言葉を最後に添えていた。
骨は折れても、心は折れていない。素手に手術を終え、左拳がギブスで固められているビビアーノからの連絡は、現役続行宣言と受け取って間違いないだろう。