【Bellator288】ローマン・ファラルド、レヴァン・チョクヒリの前にキャリア9戦目で初黒星
<ウェルター級/5分3R>
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
ローマン・ファラルド(米国)
チョクヒリのカーフに、ワンツーからスリーとコンビを見せたファラルド。チョクヒリは組んでボディロック、大きく持ち上げてテイクダウンを奪うとバックを伺う。右足と左腕を制し、バックに回ったチョクヒリがRNCへ。足のフックはなく、ファラルドが前方に落としブルドッグチョークから頭を抜く。ファラルドはダブルレッグ狙いから離れ、間合いを取り直すと左ミドルに続くパンチの応酬でチョクヒが左フックを決める。
直後の左ハイで自らバランスを崩したチョクヒリは立ち上がって組みつくが、ファラルドが払い腰で投げてマウントを取る。左エルボーをガードの上から落とされたチョクヒリは背中を一瞬見せて即胸を合わせてトップを奪取する。ガードの中からパンチを落とすチョクヒリが強烈な鉄槌を見舞っていく。足を一本抜き、ニーシールドを潰してさらに鉄槌を重ねたチョクヒリは、ワキ腹から顔面を殴りスクランブル狙いのファラルドのバックに回り、最後はサイドで抑えて初回を終えた。
2R開始直後に右フックを決めたファラルドは、粗いパンチの交換からチョクヒリのシングルにケージに押し込まれ、払い腰狙いもボディロックテイクダウンを決められる。初回の終盤と同様に下になったファラルドはパスガードを許しサイドで抑えられてしまう。ファラルドを一方にしか動けなくしたチョクヒリが、まんまとバックを取りに行く──も、ファラルドが胸を合わせる。ハイから間合いを取ったチョクヒリは、パンチの打ち合いでは劣勢でシングルレッグへ。ハイクロッチからボディロックに移行したチョクヒリはファラルドのギロチン狙いを防ぎ、距離を取る。
直後に左フックでダウンを奪ったファラルドは、シングルレッグを切ってパンチを連打する。必死にシングル取り直したチョクヒリだが、エルボーを頭部に受けて倒しきれない。ケージを掴んで凌いだファラルドに対し、チョクヒリはボディロック狙いを切り返され、下になりヒジを被弾して時間──も、ファラルドにペナルティが与えられた。
最終回、攻勢のラウンドも1Pを失い、結果初回分のリードを許した形のファラルドは左フックを空振りするが、直後に左ショートを当てる。両者が疲れが明白ななかボディロックから投げを狙われたチョクヒリが、猫のように身を翻し着地して離れる。右をヒットしたチョクヒリに対し、ファラルドの反撃は足が前出ていない。スローモーなファラルドの左にダブルレッグを合わせたチョクヒリがテイクダウンに成功する。
残り半分、体力と共に精神力も削られた感のあるファラルドはガードで下にステイし動けない。腰を上げた左右のパンチをチョクヒリが落とす。ハーフから上体を起こすとして潰されたファルドはハーフで必死にパスを許さまいとするが、左のパンチを落とされる。ケージを背負って立ち上がろうとした試みも防がれたファラルドは下のままで時間を迎えた。
結果、ジャッジ3者とも29-27でチョクヒリを支持しファラルドは9戦目の初黒星を喫した。