【UFN213】ヒザ蹴りを空振りしたケイターが、右ヒザ負傷。アレンが念押しのカーフでTKO勝ち
【写真】スリリングな試合が期待された一戦だが、思わぬ形でエンディングを早々に迎えた(C)Zuffa/UFC
<フェザー級/5分5R>
アーノアルド・アレン(英国)
Def.2R0分08秒by TKO
カルヴィン・ケイター(米国)
サウスポーのアレンが右ロー、ケイターは左ジャブで間合いを探る。互いに前手を叩く展開のなかでケイターが前蹴りを見せる。アレンも後ろ足の前蹴りに続き、左ストレートを伸ばす。さらに右ミドルを蹴ったアレンに、ケイターがワンツーで右を届かせたか。アレンも左ストレートを打ち返し、近距離でケイターが右ヒザをボディに突き刺す。基本、前に出るアレンが左フックのクリーンヒットを皮切りにパンチを集中させる。
ケイターは左ジャブを返し、右エルボーを狙う。アレンはジャブを被弾しでも左ストレートをクリーンヒットさせる。打ち始めが見えていないか、連続して左ストレートを受けるケイターは左跳びヒザを空振りし着地した際に右ヒザを痛めたか、もんどりうってグラウンドに尻もちをつく。ここでジャンプインしたアレンはパウンドから、シングルのケイターにアナコンダをセットアップしたが、時間となった。
2R開始直後、右カーフをアレンが蹴ると──ケイターが崩れ落ち、試合は決した。しっかりと負傷箇所を力任せでなく、蹴り抜いたアレンはパウンドの追撃もなく両手を高々と掲げた。
12連勝、UFCで10勝0敗としたアレンは「ケガのよるTKOなんてね……。ヴォルカノフスキーが階級を上げるなら、タイトルショットを誰かと組んで欲しい」と話した。