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【UFC304】1Rはチカゼのヒザでフラつくも、中盤から左の攻撃で追い上げたアレンがユナニマス判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ギガ・チカゼ(ジョージア)

サウスポーのアレンが距離を詰めるが、チカゼがサークリングからケージ中央を取った。チカゼが右ロー、右ハイと蹴りを散らす。しかし右ミドルをアレンにキャッチされ、ケージ際まで下がらされてしまう。両者がケージ中央に戻り、チカゼがスイッチしながら様子をうかがう。観客が地元アレンに声援を贈る。蹴りを散らして下がらせるチカゼだが、アレンも左を打ち込む。

チカゼが右スピニングバックキックを見せた。右ハイはブロックされてしまうも、ガードの間から右ストレートを突く。左ストレート、左ハイと攻め立てるアレンだがクリーンヒットはない。徐々に距離を詰めてくるアレンに対し、チカゼが右ストレートを伸ばす。アレンの左ストレートをスウェーでかわしたチカゼラウンド終了間際、アレンのシングルレッグに右跳びヒザをカウンターで合わせ、フラつかせた。

2R開始早々、アレンが左右に回りながら距離を詰める。しかしチカゼが前手を伸ばして自分の距離を保つ。右スピニングバックキックを繰り出したチカゼは左ジャブ、スイッチして左ストレートを打ち込む。アレンも右カーフを蹴り込むが、チカゼの足は止まらない。アレンの左ストレートを受けたチカゼの動きが一瞬止まる。アレンはチカゼのパンチを受けながら、なおもパンチを振るう。

互いに鼻から出血が見られるなか、チカゼが右ハイでアレンをフラつかせた。距離を詰めるアレンを、右アッパーで迎え撃つチカゼ。アレンは左ボディストレートを突き刺す。右ハイを連打したチカゼの顔面に、アレンの左ストレートがヒットする。アレンの左ストレートと、チカゼの右インローが相打ちに。左右に回り続けるチカゼは、右フックを打って離れる。右テンカオも当てたチカゼが距離を保ち続けた。

最終回、回るチカゼをアレンが追う。左ジャブを突くチカゼの顔面を、アレンの左ストレートが捕らえた。序盤より距離が近くなった両者、チカゼの顔面の出血も目立つように。チカゼは左アッパーを打ち込むも、アレンの前進は止まらない。アレンが左ボディストレートを突き刺す。チカゼがケージを背負う場面も増えてきた。しかしアレンが左ミドル、左ストレートを繰り出すも、チカゼの足も止まらない。回るチカゼ、追うアレンーーラウンド終了直前にアレンが右跳びヒザを見せた。

1Rは右跳びヒザでフラつかせたチカゼが取ったと思われるが、中盤からのアレンが追い上げた。ジャッジは3者とも29-28でアレンの勝利を支持し、アレンは「彼は危険なストライカーだけでど、僕だって打撃はできる。危険な相手でパワフルな蹴りが初回にはあったけど、勢いが落ちたね。レスリングをやる作戦もあったけど、チームを黙らせたよ。次? 名前のある相手とやりたい。ブライアン・オルテガとの試合はなぜか実現しないんだよ」と語った。


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