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【DWCS2022#09】躍動、17歳。グティエレスを攻め続けたロサスJrだが、キャリア6戦目で初の判定勝ち

【写真】ロサスJr、現状の力でUFC入りとなるか。ダナ・ホワイトは将来を勝って、育てる選択をするか──果たして(C)Zuffa/UFC

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マンド・グティエレス(米国)

笑顔を浮かべてケージインした17歳のロサスJrは、試合開始直後にスイッチして左クロスを放つ。オーソに構えると、ジャンピング・スピニングバックキックを繰り出したロサスJrは姿勢を乱した直後にシングルレッグへ。グディエレスがギロチンに出るが、頭を抜いたロサスJrはウィザーにもバックを伺い、小手投げを耐えて下手で崩して上を取り切る。

サイドからニーインベリー、マウントを取ったロサスJrはパンチで重心が上がり、グティエレスに立ち上がることを許す。同時にバックに回ったロサスJrは、ワンフックからボディトライアングルに移行してグラウンドへ。鉄槌からパンチを打ちこみ、さらにエルボーを後方から入れたロサスJrは、嫌がったグティエレスが立ち上がろうとすると左足を取ってスロエフストレッチへ。

グティエレスは何とか逃れるも、背中を完全に伸ばされた状態が続く。動きが多いロサスJrは、グティエレスが上を向いたところでサイドへ。続くロールにバックに回るが、落とされながらの腕十字に失敗する。下から起き上ったロサスJrをグティエレスがギロチンに捕える。クローズドで絞めるグティエレスのガードが開いた瞬間、ロサスJrが足を抜いてヴァンフルーを仕掛けたところで時間となった。

2R、パンチの交換からジャンプし、ダブルレッグを決めたロサスJrはバタフライガードを越えてハーフでトップに。グディエレスはここもギロチンを狙うが、頭を突っ込んで抱えられたワキとは逆側に回って回避。このままパスからマウント、バックグラブへ。ここもグティエレスは前方に落とし、サンドバックからパンチを入れる。シングルを取って上を取り直したロサスJrは、グティエレスのギロチンからがぶりに対して、レッスルアップ&ボディロック、バックに回る。

ワンフックでネルソンに入ったロサスJrだが、グティエレスが落としてバックへ。ついに両足をフックしたグティエレスが、襷にロサスJrを捉える。今度はロサスJrがグティエレスを前方に落とす番。トップを取ったロサスJrが、三角狙いを察知して肩を入れていく。残り30秒、クローズドガードに肩パンチを入れたロサスJrは胸を合わせて抑え時間を迎えた。

最終回、右ローを2発蹴ったロサスJrは、右を被弾しシングルレッグにテイクダウンを許す。腰を切ってバック狙いを潰されると、続く腕十字を担がれ一瞬背中を見せる。直後にロールして、態勢を入れ替えてトップを取ったロサスJrは起き上って左右のパンチを落とす。グティエレスのニーシールドを越えてマウントからバックを取ったロサスJrは、グティエレスの前進にも背中に張り付く。後方から左のパンチを打ちつける。残り90秒
バックグラブを続けるロサスJrは手首を取られて、絞めは防がれる。グティエレスも後方にパンチを入れて粘り、最後の腕十字を防いでタイムアップに。

キャリア初の判定勝ちとなったロサスJrは「ハッピーだけど満足していない。フィニッシュできなかった。最終回は打撃を見せたかったけど、テイクダウンされてしまった。『僕のレベルを見てほしい。年齢は忘れて』とダナに伝えたよ」とバックステージインタビューで答えた。


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