【Shooto2022#06】終始スタンドで打撃を出し合った両者、西川大和がフルマークの判定で草MAXを下す
【写真】打撃でコントロールしていたのは西川だったが、コントロールに留まった(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分3R>
西川大和(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
草MAX(日本)
ともにサウスポー。パンチの交錯から西川が左ストレート、左ハイを放つ。草MAXのパンチをかわした西川は、いったん距離を取ってから右ジャブを伸ばした。左ミドルから左ストレート、オーソドックスにスイッチする西川が左ジャブを当てた。距離が近くなったところで西川が首相撲からヒザをボディに突き刺す。そのままケージに押し込むも、草MAXが離れた。草MAXのワンツーをかわした西川は、距離を詰めては離れて右ジャブを当てる。
前蹴りと右ローを見せる草MAXに、細かいパンチから組みついた西川。草MAXが離れ、ニヤリと笑う。右ジャブが伸びる西川。左ローを当てて、相手の右ジャブをかわした。草MAXのワンツーをかわした西川は左ミドルを当て、さらにガードを固めてプレッシャーをかけていく。草MAXの手数が少なくなると、ガードを下げたのは誘いか。距離を詰めてパンチを放つ草MAXをいなし、パンチを見せて初回を終えた。
2R、西川が右ジャブから左ロー。左右にスイッチしながら距離を詰める。草MAXは下がりながらワンツーを見せる。西川が距離を取ると、ジリジリ前に出る草MAX。西川の左ストレートに右ヒジを合わせようとしたが、これは西川が距離を取った。細かいパンチを当てる西川は、オーソドックスから右ハイを当てる。草MAXはサークリングする西川を追うも、西川もスイッチから右ジャブを伸ばし、さらに右ローを当てる。草MAXは左インローを当てて、またもニヤリと笑った。
左右ローでけん制する西川の左ジャブが草MAXの顔面を捉える。細かいローを見せる草MAX。西川のワンツーがヒット、草MAXも右フックを当てた。西川は足を使って右ジャブと左ロー。右ハイからワンツーを見せる西川、お互いにグラウンドへ行かず、ムエタイのような展開に。終了間際には両者が手を合わせた。ここまで、どちらも明確なクリーンヒットは少ない。
最終回、西川は高くガードを上げて左の関節蹴り。パンチから左ローに繋げる。右バックスピンキックを繰り出した西川に対し、草MAXは右のスピニングバックフィスト。その後も西川が細かくパンチとローを繰り出す。草MAXの右フックをかわした西川は、一瞬組みつくもすぐに離れた。上下にパンチと蹴りを散らす西川、草MAXの動きが一瞬止まる。
西川の左前蹴りでケージまで押される草MAX。ここで草MAXの左前蹴りが西川のボディに入り、西川がローブローを主張して休憩が与えられた。再開後、ともにガードを固めて見合う。左右のローを散らしながら攻める西川に対し、草MAXがふらつく。組みついた西川は、右腕を差し上げて草MAXをケージに押し込んだ。会場の時計に目をやる草MAX。西川が離れて再び打撃戦へ。西川の右前蹴りがクリーンヒット。草MAXはパンチを打ちながら足を滑らせる。
残り30秒を切ったところで、両手を広げる草MAX。両者の蹴りが交錯して、ともに尻もちを着く場面もあったがグラウンドには行かず。最後まで打撃を見せ合い、試合終了のホーンを聞いた。
判定はフルマークで西川へ。勝者は11月大会への出場をアピールした。