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【DWCS2022】ドタバタしそうになった展開で、前進からキムに打ち合いに応じさせたサーイマンがKO勝ち

<バンタム級/5分3R>
キャメロン・サーイマン(南アフリカ)
Def.3R2分52秒by KO
ジョシュ・ワン・キム(米国)

サーイマンのローに左を合わせていったキムが、軸足を掛けて左ハイを蹴っていく。キムは構えを変えて、飛び込んで攻撃を仕掛ける。ここをサーイマンがカウンターで待ち受ける展開に。サーイマンもミドル、右を見せながら前に出るが距離を取ったキムが後ろ回し蹴り繰り出し、左をヒットさせる。

左を軸に、スイッチで蹴り技を繰り出すキムが、その左をヒット。そして右ハイに。サーイマンもジャブを返して右ローも、キムの動きをやや見るきらいがある。距離が近づくと迷わずクリンチに出たキムはダブルアンダーフックでケージに押し込む。サーイマンが右を差し返しテイクダウンを許さず、キムが自ら離れる。残り45秒、キムが左ミドルを決める。続くステップインにサーイマンが左を当て返した。間合いを取り直し、左ミドル、そして左ローを決めたキムが初回を取ったか。

2R、サーイマンも構えを変えて組みのフェイクを見せるが、キムが首相撲で崩して上を取り切る。サイドで抑えたキムは、両足を束ねてケージ押し込む。サーイマンは掌底をパチパチと背中に打っていく。スクランブルでギロチンを仕掛けたサーイマンは、これでリバーサルを完成させる。すぐに立ち上がったキムが左ミドル、サーイマンが距離を詰めて手数で優るようになってきたか。クリーンヒットはないが、制空権を侵されたキムは手数が減り、ケージを背負る場面が増える。サーイマンが後ろ回し蹴りを見せ、組みでのシングルからハイクロッチ、そしてダブルでテイクダウンを決めるなどラウンドを取り返した。

最終回、ワンツーで前に出るサーイマン。キムが左を当てる。左ミドルで立て直そうとするキムに対し、サーイマンも2Rほどの踏み込みは見られない。それでもワンツーでステップインしたサーイマンだが、下がったところで左ミドルを蹴られる。ケージを背負ったキムは、左に回るが動きは少なく、サーイマンが右を振って距離を詰める。左フックをキムが返したところで、サーイマンに左フックがアゴを打ち抜かれ、前方に崩れ落ち──勝負は決した。


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