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【ONE159】トゥルーマーシャルアーチスト=ウィリアムスが右でKO勝ち。「ムエタイ&MMAで世界を狙う」

【写真】MMAグローブで近い距離で殴り合え、レンジもコントロールできる(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス(豪州)
Def.1R4分20秒by KO
ツオロンチャアシー(中国)

4月に川原波輝を破っているウィリアムスが、新顔ツオロンチャアシーに対しジャブ、左ボディストレートを伸ばす。そのジャブを被弾したツオロンチャアシーがワンツーを決める。近い距離で打撃の交換をする両者。踏み込んでからのパンチの交換は、いつでもKOに通じそうだ。そのなかでローを入れるウィリアムスだが、左目尻を大きくカットしている。その目を狙ってジャブを放つツオロンチャアシーだが、前進をローで止められる。

スイッチするツオロンチャアシーは、パンチを受けても怯むことなく手を出す。ウィリアムスはローを走らせ、ツオロンチャアシーが左フックをショートで連打する。左で腹を抉ったウィリアムスは、ジャブから右で殴られても右を打ち消す。と、間合いを測り合いのなかで、ツオロンチャアシーの左フックに右ストレートを合わせたウィリアムスがこの一発でKO勝ちを決めた。

「我慢して戦うことだった。急がず、スイッチをする相手に右を当てる機会を待っていた。コーチが我慢しろ、我慢しろと言ってくれて、アゴをストレートで打ち抜ける角度を測っていたんだ。次? 正直言えば誰かが欠場すればムエタイ・フライ級GPに飛び入りしたい。本当の狙いはストロー級ムエタイ世界チャンピオンだ。僕はケージ・ムエタイで世界チャンピオンになっている。5年間ムエタイを戦わず、戻ってきてロッタンと戦った。そしてファイト・オブ・イヤーを獲得した。MMAでも世界に挑戦したい。この階級で、こんなことをやっている選手はいない。本当のマーシャルアーチストは僕だ。階級もルールも関係なくチャンピオンになる」と勝者は誰も文句の言えないコメントを残した。


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