【Shooto2022#05】TDディフェンスに課題も、殴り勝った齋藤奨司が高岡宏気にユナニマス判定勝利
【写真】最終回には二度テイクダウンを奪われた齋藤だが、左ボディから右に繋げて殴り勝った(C)MMAPLANET
<バンタム級/5分2R>
齋藤奨司(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-18.
高岡宏気(日本)
齋藤がプレッシャーをかけて左右のロー。高岡もガードを固めてローを返すが、相手のプレッシャーの前にケージを背負う。齋藤は左右のローから右クロスを放ち、相手をケージに詰めて左ジャブから右フックのカウンターを当てた。高岡も齋藤のローにパンチを合わせる。齋藤のボディブローがヒット。高岡が踏み込んで右を伸ばしたが、齋藤がバックステップでかわした。齋藤が距離を詰めると右を合わせた高岡。齋藤は相手にケージを背負わせて、左ボディブローから右フックで高岡に尻もちを着かせた。
さらに距離を詰めて左フックで相手の動きを止める齋藤。打ち合いから首相撲に持ち込んだ高岡を引き離し、再び距離を置いて相手にケージを背負わせる齋藤。高岡は左ジャブを伸ばす。打ち合いでは左フック、左ボディから右フックに繋げる齋藤は、相手のテイクダウンを切ってスタンドに戻した。齋藤の右をもらってバランスを崩した高岡。齋藤はバックを狙うも立ち上がる。スタンドに戻って齋藤の左ハイが高岡の顔面をかすめた。距離が近くなったところで、高岡の頭が齋藤の顔面に当たり試合は中断。残り約30秒で再開、齋藤は左ハイ、左フックから距離を測り、右ストレートを伸ばす。残り10秒で齋藤が右テンカオ、首相撲からヒザを連打していった。
最終回、距離を詰めた齋藤が右ローを繰り出し、相手が前に出て来ると右の打ち下ろしで高岡をグラつかせる。高岡もパンチを当てるが、すぐに齋藤が距離を取り、再び詰めてくる。高岡の右ストレートをかわして、左フックでダウンを奪った齋藤。しかし高岡もすぐに立ち上がる。齋藤の左フックのカウンターがクリーンヒット、高岡の右も齋藤の顔面を捉えた。左ジャブから右ボディストレート、左ボディを当てる齋藤に対し、高岡はシングルレッグで齋藤に背中を着かせた。
ケージに背中を着けて立ち上がる齋藤。しかし高岡がボディロックで再びグラウンドに戻す。パスした高岡、齋藤はハーフに戻した。高岡は右腕を差し上げてパスを狙う。スクランブルに持ち込んだ齋藤の首を捕らえた高岡、ダースチョークを狙うも極まらず。首を抜いた齋藤が立ち上がり、高岡にケージを背負わせて右ローを繰り出した。齋藤も疲れたか、高岡の大きいフックが当たる。齋藤は左ボディブローへ。残り1分で高岡がシングルレッグでテイクダウンを奪った。齋藤がラバーガードで耐え、立ち上がってパンチで攻め込み、下がりながらも右ストレートと左フックを当てた。
判定はフルマーク、2回戦ながら2人のジャッジが3ポイント差をつけての齋藤の勝利となった。