この星の格闘技を追いかける

【DEEP109】今成正和が5年5カ月振りのDEEP参戦=芦田崇宏戦決定。後楽園で異例の3回戦7試合!!!!

【写真】MMAで今成と好勝負を繰り広げるのは、異様にリスクが高まることになるが果たして…… (C)MMAPLANET

11日(月)、8月21日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP109 IMPACTに今成正和が出場し、芦田崇宏と対戦することが発表されている。

同大会では既に仕切り直しのウェルター級戦=住村竜市朗✖鈴木慎吾&バンタム級で石司晃一✖山本聖悟という3回戦2試合と、誠悟✖トーマスのヘビー級戦、フェザー級の高野優樹✖山本歩夢、同じくフェザー級で注目の新人=五明宏人✖デオ・レバナ戦など7試合が明らかとなっている。


そんな後楽園ホール大会で、今成が2017年3月の大原樹里(現・樹理)以来、実に5年5カ月振りとなるDEEP出場を果たす。フェザー級&バンタム級でDEEPの頂点に立った今成だが、その後はTTFCのグラップリング出場から第二次ONE参戦、さらにはKASAI、Polaris、コンバット柔術、Quintet、自らが主催するIRE、そしてONEでグラップリングマッチと、国内外で組み技戦を戦ってきた。

MMAではRoad to ONE、そしてRIZINと今成はまさに及びが掛かると応えるという仕事人ぶりを発揮している。一方の元フェザー級チャンプ芦田もDEEP出場は2019年10月の長倉立尚以来となる。

MMAファイターとしての今成は、自分との勝負でもあり──寝技で今成越えを果たそうとした春日井たけし戦こそ、本領発揮できているが、自らの庭で戦えない拒絶ファイトになると判定を落とすという試合も少なくない。

つまりは対戦相手が、今成のパンチが届く距離になるとイマナリロールやジャンピングガ―ド、組んで引き込みという動きを警戒し、それ以上中に入らない。もちろん、今成が背中をつけても寝技に付き合わないのが今成攻略方程式として知れ渡っている。

芦田も今成に寝技勝負を挑むことは、ほぼ考えられない。そのなかで今成が勝利を手にするには、打撃を効かせて自らのグラップリングの形で組むこと。同時にRIZINで連敗中の芦田が、これまでの彼のMMAでの成功例を目指し続けるのであれば、その今成の懐に入って殴り勝つことが求められる。

イベント数が限られているRIZINから、必要とされるファイトとは何か──ここは佐伯代表も明言している。今成が判定負け上等で、自分を貫くのであれば──より、芦田は試合を回す必要性が出てくるフェザー級戦だ。

また、今大会ではフライ級GPの1回戦が4試合組まれる。つまり既に3回戦が6試合決まっているなかで、今成✖芦田も3回戦として実施される。DEEP後楽園ホール大会では異例の3回戦7試合──何が求められるかは、自明の理だ。

PR
PR

関連記事

Movie