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【DEEP108】杉山廣平&本田良介、両者ともGPへ。大会総括の佐伯発言から、考察するフライ級GPの概要

【写真】判定決着はついたものの打撃戦、スクランブル、極めと目まぐるしい攻防が見られた好勝負。やはり3回戦が見たかった杉山✖本田、両者揃ってGP出場は朗報だ (C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されたDEEP108 IMPACT。大会終了後の総括の会見で、杉山廣平✖本田良介戦に触れた佐伯繁代表がフライ級GPについて言及した。

「本田君と杉山選手、2回戦だって文句を言われたけど(笑)。でもフライ級GP出場は2人とも確定で。最終的には3Rの決着戦を組むということも」とフライ級GPについて佐伯代表は話し始め、「今日の結果を含めて、答を貰っていない選手がいるので整理をして、その選手がダメだったら下にいる若い選手を加える」という発言が聞かれた。

以下、昨日の佐伯代表の言葉と周辺取材から朧気ながら見えてきたフライ級GPの輪郭についてまとめてみた。


01 現時点で16人中13選手の出場が確定し、残り3選手の選定へ。リバーブ選手の選考も
02 GPは1回戦から5分✖3R
03 1回戦を終えると、準々決勝の顔合わせは再び抽選を行って決定
04 今週末16日に出場選手を集めて抽選会を行うが、対戦カードの発表は週明けにYouTubeで
05 初戦の8試合は8月21日の後楽園ホール大会で4試合、9月11日のニューピア・ホール大会で4試合。日程も選手が選択できる
06 準々決勝は11月の後楽園(場合によっては12月のニューピアとに振り分ける)、準決勝は来年2月、4月に決勝戦を行う
07神龍誠にはオファーをだしていない
08 他団体でタイトル戦を経験している選手が、DEEP初出場で参戦

J-MMA界で今や最も層が厚いフライ級にあって、DEEPはトップから新鋭まで選手が揃っている。つまりはただでさえ活性化していないRIZINフライ級戦線が、DEEPフライ級GPが始まると暫らく停滞状態になることが予想される。と同時にRIZINに出場している選手は、勝ち続ければ8カ月トーナメントに集中することで地元開催のRIZIN出場と天秤に掛けている模様だ。

優勝賞金は300万円になるというGP出場メンバーと、初戦の対戦カード発表を待ちたい。

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