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【DEEP108】組んでくる泉武志を野村駿太がパンチと三角絞めで迎え撃ち、スプリットで判定を制す

【写真】ジャッジは野村の打撃を取ったか(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
Def.2-1:20-18.19-19.18-20
泉武志(日本)

※1人のジャッジはドロー、マスト判定で野村

空手をベースとした野村がガードを下げて、ステップを使いながら右ロー。さらに踏み込んでフックを放つ。泉はテイクダウンを狙って距離を詰めるが、野村がカウンターのパンチを合わせた。サウスポーにスイッチした野村に組みついた泉は、相手をケージに押し込む。左手のオーバーフックからヒザを打ち込んだ泉、しかしこれが野村の下腹部を捉え、試合は一時中断される。

再開後、野村はオーソドックスから右ロー。左右に振りながら距離を近づけたが、泉もプレッシャーをかけ返す。サウスポーになった野村が距離を詰めると、組みついた泉が野村をケージに押し込んでいく。右腕を差し上げ、ケージ際でクラッチした泉。そのクラッチは外れたが、両手を差し上げながら狙いを足に変える。野村の左足に右足をかけた泉に対し、野村は左のオーバーフックから右アッパーを突き上げた。正対してケージに押し込む泉、ここでレフェリーがブレイクをかける。

ケージ中央で再開後、野村がパンチのラッシュで攻め立てる。すぐに組みついた泉。そのまま野村をケージに押し込み、シングルレッグに切り替えようとしたが、ここは凌がれた。するとバックコントロールを仕掛ける泉、ボディロックからグラウンドに持ち込もうとする。立ち上がる野村の顔面に右の拳を叩きつけて削る泉。ケージに背中を着けた相手のボディにヒザを連打して初回を終えた。

最終回、泉が右ストレートを伸ばす。さらに野村のパンチをかいくぐりながら組み付いた泉が、相手をケージに押し込んでいく。インサイドから右ヒジを打ち込み、さらに首相撲に持ち込んだ泉だったが、野村から離れた。泉のグローブが外れて中断後、再開されると野村が組みつき泉をケージに押し込む。体勢を入れ替えた泉が押し込み返すと、シングルレッグに切り替えてグラウンドに持ち込んだ。

下になった野村は三角絞めで固めながらパンチを打ち込む。泉は野村をケージに押し込み、三角絞めを外してパンチとヒジを落とす。ケージに背中を着けて立ち上がる野村。泉は左腕を差し入れて野村をケージに押し付ける。そしてボディロックからバックを狙う泉が、右足をかけていく。野村は右足で相手を跳ね上げるも、泉はすぐに体勢を立て直した。残り20秒、両者はパンチの打ち合いを展開し、試合終了のゴングを聞いた。

判定は三者三様に。ドローをつけたジャッジがマスト判定で野村を選び、結果は野村のスプリット判定勝利となった。


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