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【RTU ASIA2022】ホン・ジュンヨン戦へ、松嶋こよみ─02─「ちゃんと喧嘩して、ちゃんと勝って」

【写真】MMAスパー後に站椿に取り組む、松嶋こよみ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode02でホン・ジュンヨンと対戦する松嶋こよみインタビュー後編。

レスリング、キック、ボクシング、グラップリング、空手だけでなく、その空手でも型、基本稽古、さらには中国武術から站椿、メディテーションを生活のなかに採り入れている松嶋は、ある意味の異形のMMAファイターといえる。全てを出し切るが、集大成ではないRoad to UFC初戦に向けて、松嶋は非常に穏やかに自分が何をすべきかを話した。

<松嶋こよみインタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手が決まったのが5月の中旬、全員が同じ条件とはいえ研究及び対策練習の時間は多くなかったです。

「トノン戦が終わって来てから積み重ねてきたことがあるので。決まってからは相手のことを考えて、コレが当てはまるように何個も何個も創りつつ、精度を上げる練習が今はできています」

──この1年強、動きの説明の言語化がかなり進歩したかと感じています。

「う~ん、トレーナーの岳(大宮司岳彦)さんのムーブメントと空手だったり、ボクシングが自分のなかで消化できてきた部分があって。こことここが組み合わせるというのが分かってきたので、言葉としてつかえるようになってきたんだと思います。

でも、まぁ分からないところとかは家に戻ってひたすらノートに書いているので(笑)。リマインドできて、頭に残るような感じにはしています」

──Road to UFCに出場することで、これまで松嶋選手の試合を追って来なかったファンも試合を視たり、その前後をチェックすることも考えられます。そういうファンの人からするとやはり空手の型稽古、基本稽古、さらに站椿と松嶋選手は何をやっているのかと思われるかと。

「七不思議ですよね、きっと(笑)。それこそ僕は朝にメディテーションをしたり、人が普通にMMAを線でつなげるところを色々な角度からつなげようと考えている部分はあると思います。だから站椿が直接MMAに繋がらなくても良いですし、サンチンで勝てるなんて全く思っていないです。ただし、站椿をやって、サンチンをやり、基本稽古をすることが自分のMMAに良い影響を与えてくれています。

サンチンを見て意味がないだろうと思う人がいても、それは然りです。当然だと思います。でも僕のなかではつながる部分がある。ただここはまだ言語化できていないです(笑)。別に試合前に瞑想をするNBAの選手だっています。僕だけがやっていることではない。どういうアプローチをするのかは人それぞれだと思っています。だけど、僕がこういうアプローチをしているというのを見てもらえると嬉しいです」

──そこを踏まえて、次の試合はこれまでやってきたこと出す集大成なのか。ただし、これはトーナメントで優勝してようやくUFCというスタート地点に立てるという状況です。

「う~ん、集大成にはしないです。何だろう……でも、出さないといけないモノは出さないといけないです(苦笑)。結局、優勝しないといけないし、その先を見据えて戦わないといけない。けれども、ここで出し切らないといけない。難しいです。

難しいですけど、あまり気張らずという感じでもあります。もちろん出し切るつもりですけど、ここがゴールじゃないので。ここで喜んでいるようじゃ、まだまだ。ただやることをやる。そこを意識して戦いたいと思います」

──準決勝が日本人対決になるかもしれないということに関しては?

「どうなんですかね(苦笑)、アレ。普通に決勝で当たるトーナメント枠になると思っていました。SASUKE選手と会った時もそういう話になったのですが……、あまりそういう意識はないですね。

トーナメント表が発表される前もRoad FCのチャンピオンが上がって来るだろうなとか、SASUKE選手が1回戦勝つだろうとか考えていたので、どっちと先に当たろうが気にすることなく、ただやることをやるだけです」

──これだけはやってはいけない。ケージのなかで、守らないといけないということはありますか。

「ちょっと試合間隔があいたことで、デビューした頃の勢いが戻ってきた感じがしています。ただあの頃の無鉄砲さ、考えなしで攻めるというのはその後の経験でダメなこと分かっているので。けど、勢いは無くさないで戦う。という感じですかね」

──カッとなってはいけない?

「そうですね。カッとなるとういうか、行けると思っていって失敗した。そういうことは経験してきたので、そこを生かして。同時に自分の鋭さをなくないように戦いたい。今回は本当にそう思っています。

ONEで戦っている間、だんだんと喧嘩ができなくなってきた部分がありました。そこをもう1回取り戻すというか。ちゃんと喧嘩して、ちゃんと勝って、ちゃんとUFCの本舞台に上がりたいと思います」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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