【ONE157】ショータイムガード!!、技のおもちゃ箱ケイドに青木真也はしてやったりの時間切れも裁定負け
<グラップリング・ライト級(77.1キロ)/10分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
Def. Judge decision
青木真也(日本)
スナップダウンから足を触りにいったケイド。青木はケージを背負って戦い、ケイドが左腕を差してから離れる。立ちレスが1分続き、ケイドが一瞬背中を見せた青木に対し、ボディロックから瞬時にバックに回り両足をフックさせる。
足を組ませなかった青木が、左足を掴む。ケイドはシートベルトで背中をつけるとアゴの上から右腕を回していく。青木の右腕ごと右足でフックしたケイドはトップを選択する。青木はシングルからバックを取らせず立ち上がることに成功する。
ケイドは再び左腕を差してケージに押し込、頭を抱えて離れる。青木はケイドを動かしている感があり、ケージを背負っていなしを見せ、シングルを切っていく。試合は残り5分、アームドラッグかツーオンワンになった青木だが、腕を抜いたケイドはケージを蹴ってジャンビングガード──ショータイム・ガードとでも呼びたくなる動きで青木のバランスを崩すとバックに回りこんでグランドに持ち込む。
四の字フックでRNC狙いのケイド、青木は残り3分30秒を逃げ切ることがデキるか。腹ばいされないよう半身の青木から、肩固めとRNCの機会をケイドが伺う。青木は両ヒザ立ちになると、ケイドはバックサイドからのアームインギロチンへ。バックに移行したケイドは前転してヒザ固めへ。これを防いだ青木はスタンドに戻り、試合タイムは残り1分に。
今成ロールをかわした青木に、スタンドレスリングでイエローカードが与えられる。引き込んだケイドはハイガードが取れずも、リバースバギーチョークへ。必死に絞めるケイドだが、青木は顔を上げて姿勢で耐えきり──してやったりの時間切れも、ジャッジ裁定でケイドが勝利を手にした。