【ONE129】トノンのヒールフックに右一閃、タン・リーが秒殺KOで世界フェザー級王座を初防衛
<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
タン・リー(米国)
Def.1R0分56秒 by KO
ゲイリー・トノン(米国)
サウスポーのトノンが前に出て左ハイ、そして左ミドルを繰り出す。リーは右ストレートを返した。リーの右ストレートに対して左ミドルを返したトノンが、そのままリーの足を掴んで引き込む。左足に外ヒールを狙うトノンに対し、リーは走り抜けつつ、右のパウンドを落とす。トノンはそれでも足を外さず、外掛け外ヒールを続ける。リーは右足の爪先を掴んで、アシガラミをルーズにして立ち上がる。右の鉄槌をリーが落とし、トノンは再び足を組んでいく。再び右のパンチを落としつつ、前方に進んで足を抜こうしたリーに対し、トノンは組みが外れて左足をカカトの取った状態に。
殴られながら足を組もうとしたトノンだが、リーは足を差し入れヒザを突くように組ませず──同時にその勢いで右のパウンドを打ち込む。この一発で意識が飛んだトノンは、無謀な状態でもう一発右ストレートを打たれ完全失神。僅か56秒の勝利に大興奮のチャンピオンは、2020年10月に獲得したONE世界フェザー級王座の初防衛に成功し5万ドルのボーナスも獲得した。