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【UFN204】佐藤天が1年4カ月ぶりのオクタゴン、英国ロンドンでグンナー・ネルソンへスクランブル発進!!

【写真】ついにこの時がきた。自己証明の一戦、この間に蓄えてきた力を余すことなくオクタゴンで出してほしい(C)Zuffa/UFC

「去年の初めからいつでも戦えるようにずっと準備してきました。必ず成長した姿を見せて勝ってきます!」

19日(土・現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」におけるグンナー・ネルソン戦が決まった佐藤天から上記のような連絡が入った。

2020年11月のミゲール・バエザ戦以来、事実上のフリーエージェントで次の試合が決まれば契約続行という宙ぶらりんの状態が1年2カ月も続いた。そしてPFL転身の意思をほぼ固めたラストミニッツでのUFCとの再契約となった佐藤がいよいよオクタゴンへ戻る。


今回の契約時もショートノーティス出場が前提だっただけに、「去年の初めから」という言葉通り、佐藤は常に試合ができる肉体と精神を保ってきた。実際、この試合の契約書が届いたのもフロリダ時間で4日(金)、15日前のオファーになる。

サンフォードMMAのチームメイトは試合が決まっていたり、ワクチン接種の問題で英国に同行できるメンバーも未定のまま、何も躊躇することなく彼は「イエス」と即答したという。

そんな佐藤の相手ネルソンは当初の予定でブラジルのクラウジオ・シウバと対戦予定だったが、負傷欠場とり代役出場の機会が巡ってきた。そのネルソン、2012年のUFC登場以来、ポイント空手とヘンゾ・グレイシーの黒帯である柔術を融合させたスタイルで、快進撃を見せたていた33歳だ。

つまりUFC在籍10年目を母国から最も近いUFC開催国である英国で迎えることになる。ネルソンは最後の試合が2019年9月、今回が複数契約でUFCの戻る最初の機会で佐藤以上のブランクがある。それ以前もレオン・エドワーズ、ジルベウト・ドリーニョに連敗を喫しており――トップどころとの対戦が続いたため――戦績も勝ったり負けたりが続いていた。

とはいえUFC戦績8勝5敗のネルソンだけに、契約が目的ではない勝つことが使命の佐藤にとって、彼との試合は飛躍の第一歩にしなければならないマッチアップだ。

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