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【POUNDSTORM01】「格闘家が主役」中村倫也が修斗ブラジル王者カエタノ。パトリックは大尊伸光と対戦!!

【写真】主役はこの2人だ(C)MMAPLANET

2日(水)、東京渋谷区のセルリアンタワー東急ホテル・ボールルームで4月24日(日)、墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORMの記者会見が行われた。

まずPOUNDSTROMの発起人としてEXILE HIRO氏、髙谷裕之、岡見勇信が登壇し、司会者との質問に答えるというトーク形式で会見は進んだ。

続いて大会当日にパフォーマンスを行うEXILE SHOKICHI、白濱亜嵐、武知海青、さらに出場選手として中村倫也、宇佐美正パトリックがステージに現れた。


トークのなかではHIRO氏から「髙谷監督と岡見君との出会いによりLDH martial artsが立ち上がり、2人の夢に共感し友に夢を叶えさせていただきたいと思いチームを創りました。そこで選手を集コミュニケーションをとって積み、2人の夢に自分の夢を乗っけて今に至ります」と同大会が行われるようになった経緯が聞かれた。

髙谷と岡見の夢とは「格闘技の素晴らしさを届ける」、「これからの選手を応援し、世界との差を埋める」、「子供たちが格闘家を目指す、そんな夢を見ることができる舞台を創る」こと。その舞台がPOUNDSTORMになる。

会見を通して印象に深かったのはHIRO氏が「試合がメイン。主役はあくまでも選手で、アーティストは選手の試合が引き立つイベントにする」と話したように、とにかくMMAが軸にある舞台となることが繰り返しアーティストの口から発せられたことだ。

その主役となるMMAの試合は第1部がFIGHTER BATTLE AUDITIONの最終選考を兼ねた5試合。第2部が格闘技界注目の若手選手が出場する3試合。第3部がLDH martial arts/EXFIGHT所属の中村倫也と宇佐美正パトリックが、それぞれアリアンドロ・カエタノと大尊伸光と戦う試合で構成されることが明らかとなった。

中村と戦うカエタノはキャリア23勝6敗1分、元UFC世界女子ストロー級王者ジェシカ・アンドレジと同じパラナVTの所属で、2020年12月には修斗ブラジル・スーパーバンタム級(※63.5キロ)王座を獲得している。

「僕ぐらいのキャリアの選手では戦うことができない位置にいる相手だと思います。わざわざブラジル、地球の裏側からやってくるという意味、髙谷さんや岡見さんを始め、この試合が組まれるためにご尽力くださった意味をしっかりと捉えて、キャリアの差を熱量で埋めて当日は両国を爆発させたいと思います」と中村が意気込みを語った。

一方パトリックは元修斗環太平洋ライト級王者との対戦について、「自分自身は挑戦者のつもりでいるので。チャレンジャーという気持ちを忘れずにしっかりと戦おうと思います。自信はメチャクチャあります」と話した。

会見はHIRO氏の「LDH martial artsを通じて選手の皆さん、ご家族の皆さん、関係者の方とか本当にたくさんの人と僕らも出会うことができています。そういう方々が笑顔になり、幸せにある仕組みを絶対に創っていきたいと思うので、POUNDSTORMを成功させてLDHのテーマであるLOVE、DREAM、Happinessを実現したいです」という言葉でライブ配信は締めくくられた。

その後の質疑応答では「格闘技単独のビッグショーも視野に入れているのか」という質問に対し、HIRO氏が「もちろん考えています。POUNDSTROMもそうですし、EXFIGHTなど色々な大会に挑戦しているので、選手の皆さんが良い形で戦える場所を提供したいです。さきほども言いましたけど、チーム一丸となって色々と面白いエンターテイメントを創っていきたいので、その時の状況に合わせて様々なイベントを創っていきたいと思います」という返答が聞かれた。

この発言を受けて髙谷も「アマチュアの大会、EXFIGHTシリーズを主催していて、段階を踏んで夢を描けるような舞台を創っていくので格闘技一本でも楽しめる良い大会を創りたいと考えています」と言葉を続けた。

試合とエンターテインメントの合体という部分で「試合とLIVEがぶつかり合わず、相乗効果のあるイベントにするので、雰囲気、メリハリを大切に。そして格闘技ファンとそうでない人も巻き込んで新たなエンターテイメントとして確立させる」というPOUNDSTROM、J-MMAの新機軸となるか──更なるカードの発表が待ちたい。

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