【WEC48】水垣偉弥、拳に思いを乗せハニ制覇へ
カリフォルニア州サクラメント、ARCOアリーナで24日(土・現地時間)に開催されるWECにとって初のPPVイベント「ALDO vs FABER」。メインのWEC世界フェザー級選手権試合ジョゼ・アルド×ユライア・フェイバーを含め、PPVラインナップは5試合、PPV前のSpikeTVカードが2試合、プリミナリーが4試合というラインナップになっている。
【写真】強豪ハニ・ヤヒーラと対戦する水垣偉弥、WEC首脳も高く認めるパンチ力で、この試合だけでなく継続参戦を勝ち取ってほしい (C) ZUFFA
日本から参加する水垣偉弥は、強豪ハニ・ヤヒーラとの対戦ながらプリミナリー第2試合の出場となる。昨年4月にバンタム級世界戦でWECデビューを果たした水垣は、常に好試合を展開しつつも戦績は1勝2敗。PPVラインナップにズラリと米国人ばかり並ぶ現状からも、非米国人にはパフォーマンス&実績が求められる厳しい現実がある。
対戦相手のハニは、07年アブダビコンバット66kg級世界王者で、UFCで活躍するパウロ・チアゴと同じアタイジ・ジュニオール門下の柔術家、つまり首系の技が非常に強い。課題は打撃とコンディショニングのハニと、課題がテイクダウンと寝技という水垣は、二人を合わせると丸くなる凸凹の取り合わせだ。
つまり水垣もハニも、勝利を掴むには凹んだ部分を浅くするか、尖った部分をさらに伸ばすか。同級随一のパンチ力を誇る水垣は誰でもKOできる拳を持ち、ハニはまた誰でも締め落とせるフロントチョーク系の技を有している。そして今も昔もどれだけルールが変わろうが、MMAのスタートはスタンドから――。
ハニのテイクダウン狙いを阻止し続け、疲れて引き込むような展開を見せれば、勝負は水垣のもの。スタンドで削る展開を続けたい。とにかく水垣に求められるのは勝利だ。
欲をいえば、インパクトの残る勝ち星を挙げ、WECデビュー戦のデミトリウス・ジョンソンと戦うブラット・ピケット、WEC戦績0勝1敗のアンソニー・モリソンを対戦するチャド・メンデスを押しのけ、PPVで録画中継を勝ち取りたい。
■WEC48「ALDO vs FABER」全対戦カードは下記の通り
<WEC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョゼ・アルド(ブラジル)
[挑戦者]ユライア・フェイバー(米国)
<WEC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]ベン・ヘンダーソン(米国)
[挑戦者]ドナルド・セラーニ(米国)
<フェザー級/5分3R>
マニー・ガンバーリャン(米国)
マイク・ブラウン(米国)
<ライト級/5分3R>
アンソニー・ジョクアーニ(米国)
シェーン・ローラー(米国)
<バンタム級/5分3R>
アントニオ・バヌエロス(米国)
スコット・ヨルゲンセン(米国)
<フェザー級/5分3R>
レオナルド・ガルシア(米国)
ジョン・チャンソン(韓国)
<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
アレックス・カラレキシス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ブラッド・ピケット(英国)
デミトリウス・ジョンソン(米国)
<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)
アンソニー・モリソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
水垣偉弥(日本)
<フェザー級/5分3R>
ブランドン・ヴィッシャー(米国)
テイラー・トナー(米国)
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