22日（木・現地時間）の早朝、5月21日（金・同）のチャレンジャーズでマット・リンドランド×ケビン・ケーシー戦の発表をしたストライクフォースが、同日夕刻に5月15日（土・同）のミズーリ州セントルイス、スコットレード・センター大会におけるホジャー・グレイシーの出場を正式発表した。

【写真】2年振り、3度目のMMA挑戦はストライクフォースで。ホジャー・グレイシーはMMAでも頂点に立つことができるか (C) MMAPLANET

昨年11月のチャレンジャーズで、一度はストライクフォース・デビューが決まったという報もあったホジャー・グレイシーだが、その後、契約はまとまらず。「今後はどうなるか分からない」と本人も語っていたが、あれから半年、ついに最強グレイシーの米国デビューが決まった。

対戦相手は今やベテランといっても過言ではないケビン・ランデルマン。今年2月に従兄のホーレス・グレイシー、4月10日には叔父のヘンゾ・グレイシーがUFCでともにTKO負けを喫しており、ホジャーは柔術最強一族にあってまさに最後の砦だ。

打撃の攻防には不安が残るホジャーだが、コンディショニングと寝技に穴はないだけに、如何に試合を寝技に持ち込むか。レスラーのランデルマンにテイクダウンを仕掛けさせ、ガードに誘う方が打撃を交換するより安全かもしれない。

また、そのホジャーと階級差の壁を越え柔術、ADCCで通算2勝3敗の通算成績を残すかつてのライバルだったホナウド・ジャカレが、昨年12月以来5カ月振りにストライクフォース出場が決まった。その対戦相手はジョーイ・ヴィラセニョールだ。

エリートXC時代からの非UFC系ミドル級のトップファイターで、打撃系のヴィラセニョールとの対戦は、MMAファイターとしてジャカレの真価と進化が問われる一戦となる。

アリスター・オーフレイム×ブレット・ロジャース、アンドレ・オルロフスキー×アントニオ・ペイザォンというヘビー級二大カードを喰う可能性もある楽しみな柔術二大スターの競演となった。

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