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【WJJC2021】レポート<01>橋本知之、初戦は貫禄の86秒──袖車でマンセーボから一本勝ち

【写真】淡々とし勝ってしまうのが、頼もしい(C)SATOSHI NARITA

8日(水・現地時間)から12日(日・同)まで、カリフォルニア州はアナハイムのアナハイム・コンベンションセンターにて、IBJJF主催の世界ブラジリアン柔術選手権が行われた。
Text Isamu Horiuchi

実に2年半ぶりに開催された、道着着用柔術の世界最高峰の大舞台。まずは、大激戦区ルースター級に参戦した世界一に最も近い日本人選手、橋本知之の初戦の模様をレポートしたい。


<ルースター級1回戦/10分1R>
橋本知之(日本)
Def.1分26秒 by 袖車絞め
イゴール・マンセーボ(ブラジル)

14人参加のこの階級、第4シードの橋本の初戦の相手は第14シードのマンセーボだ。試合開始早々に座った橋本は、早速右足に絡んでのベリンボロでマンセーボを崩す。

さらにエビをして距離を取ろうとするマンセーボの両足を自分の両足で挟み込み、相手の両足に乗るマウントの形で上に。

ここから橋本は、マンセーボの右ワキに頭を差し込みながらせり上がって完全にマウントを奪取する。この時点でスイープの2点に加えて合計6点を獲得した。

そのまま相手の右ワキを上げさせたまま肩固めの要領で圧力をかけた橋本が、さらに左手を相手の喉元に食い込ませての袖車に移行すると、マンセーボがタップ。わずか1分26秒、相手に何もさせずに完勝した橋本が、日曜日の準々決勝=ジョナス・アンドラージ戦に駒を進めた。

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