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【LFA119】ヒール&腕十字を凌がれたトムソンが、エルボーを連打されラモスに下る

【写真】最後は足がきかなくなったトムソンが、ポジションを取られヒジやパンチの連打を食らった(C)LFA

<フェザー級/5分3R>
ドリアン・ラモス(メキシコ)
Def.2R2分27秒by TKO
アイザック・トムソン(豪州)

試合開始直後にラモスが左ジャブを伸ばし、右→左のワンツーから左をもう一度振るったトムソンは、右ミドルを蹴りバランスを崩す。これをキャッチしたラモスはバックへ、トムソンは前転するが、スクランブルでボディロックとしたラモスが持ちあげてスラムを決める。下になったトムソンは三角からオモプラッタ、さらに足に狙いを定めて50/50から内ヒールへ。

腹ばいになって体を捻るラモスに対し、逆足でフックしたトムソンはクロスヒールを仕掛ける。起き上って正対すラモスだが、トムソンは後方回転で内ヒールを続ける。ラモスが立ち上がると、ワキからカカトをリリースしたトムソンは50/50は解除せず、もう一度抱えてインバーテッド・ヒールをセット。

ヒザを抜かれるも、50/50を続け逆足にトーホールドをトムソンが狙う。ここも向き合って体を起こしたラモスが鉄槌を落とし、ついにはトムソンが50/50を諦めてクローズドを取る。腰を上げて頭を胸につけた態勢で殴るラモスは、手首を取られても三角を入らせない。自由になった左手でラモスが殴り、トムソンはまたも三角絞めから腕十字へ。肩抜き後転から左腕を伸ばされたラモスが、体を跨いでエスケープに成功する。

トムソンは十字をセットし直すが、腹ばいへ並行となったラモスが腕を抜いてトムソンのバックを取り、両足をフックする。前転してハーフを取ったトムソンに対し、ラモスがマウントを取りエルボーを連打する。足を戻してスクランブルのトムソンは後方へのエルボーを見せて正対する。直後にラモスがダブルレッグを決め、ハーフで殴りノンストップアクションの初回が終わった。

2R、ケージの前を右に回るとトムソンが左ジャブから右フックを振るう。ラモスはローをキャッチしてテイクダウンも、ここもトムソンが三角をセットしていく。スタックパス狙いのラモスは、そのまま体重を前方に預けトムソンを後方回転に追い込みバックを取る。

後方から殴られ、両足のフックを許したトムソンはRNCを防ぐが、背中を伸ばされ連打を許す。エルボーを受け、厳しい状態のトムソンは上を向きつつ鉄槌を連続で受ける。必死に上を向いたトムソンは、マウントをまた許しエルボー&パンチを連打される。トムソンは下を向いてヒジを被弾し続けると、レフェリーが「ストップ、ストップ、十分だ」とラモスを止め勝負が決した。

19歳、豪州からチーム・アルファメールで成功を目指すトムソンをラモンがパウンドアウト。ここまでの意志を持っていても、LFA初陣で同じ2勝0敗のメキシコ人ファイターに敗れる──これこそ、北米の現実といえる。


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