【PFL2021#10】元Bellator女子フェザー級王者バッドがヤングをドミネイト&フルマークの判定勝ち
【写真】テイクダウンを織り交ぜ、トップ支配でバッドがヤングを下した (C)PFL
<女子ライト級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ケイトリン・ヤング(米国)
まずバッドが左前蹴りを繰り出し、クリンチの攻防でヤングがヒザを入れる。ボディにヒザを返したバッドが離れ、ヤングが左ローを蹴っていく。さらに左ジャブを当てたヤングに対し、バッドが右を伸ばす。ローに左ジャブを当てていくバッドは、首相撲からダーティボクシング、ヤングはヒザを見せる。離れて両者、バッドがワンツーを2度見せ、ローをチェックする。
ヤングのステップジャブ、さらに左リードフックを受けたバッドはさらにワンツーを貰う。自らのローでバランスを崩したヤングがすぐに立ち上がり、右を伸ばす。間合いの取り合いのなかでバッドは残り50秒になるとダブルレッグでテイクダウンを決める。1度はハーフになったヤングが足を戻してクローズトを取り時間となった。
2R、近い距離での打撃の交換からクリンチの展開になり、ヤングがワキを潜ってバックに回りバッドを押し離す。右フックを空振りしたバッドは、再びクリンチ戦になり組み勝てない。離れた直後に右ローを蹴り、首相撲&ヒザ蹴りを見せたバッドがもう1度ローを蹴り込む。前足を効かされた感のあるヤングだが、ここでワンツーにニータップを合わせてテイクダウンを奪う。
ブリッジ、腕十字を取らさず最後はシングルレッグでリバーサルを決めたバッドがトップへ、ケージにヤングを押し込んだバッドの抑え込みが続く。そのままハーフでラウンドを終えたバッドだが、倒してからの効果的なパウンドは見られなかった。
最終回、ワンツーで前出でるヤング、ダブルレッグをスプロールしきれずテイクダウンを取られる。ヤングのクローズドが相手も足を絡ませていたバッドは、腕十字を潰して担ぎパスを決める。サイドで抑えられたヤングは、マウント狙いに足を戻す。バッドはパンチを落としながらガードの中に収まる。
左足を抜き、ハーフのバッドが抑えて左右のパンチ。ヤングは足を戻すが、スクランブルに持ち込めない。バッドはハーフ&枕で絞めていき肩固めに移行する。
結果的に3Rともトップでラウンド終了を迎えたバッドが、PFL独自のパフォーマスレーティングでも全ラウンドを取っており、フルマークでバッドがPFL初勝利を挙げランス・ギブソンJr&Srと勝利を喜んだ。