【Gladiator015】宮城友一の挑戦受けるNavE「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ること」
【写真】チャンプチャンプ対決、グラジの顔とグラジ愛を賭けた一戦へ (C)MMAPLANET
いよいよ本日26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で、Gladiatorフライ級王者NavEがGladiatorライトフライ級チャンピオン宮城友一の挑戦を受ける。
今大会では自らが昨年、三重県名張市にオープンしたN TRUSTから伊賀ゴリがデビューするNavEは、違った意味でも特別な時を刻む大会を控え、「選手は自分のために戦う」と言い切った。
計量直後に行ったNavEインタビューをお送りしたい。
──計量とフェイスオフを終えた直後ですが、今の気持ちは?
フライ級は2年ぶりで減量がなかなか……当日の1階級上の方が楽は楽ですけど、こっちの方が試合やっていう感覚ですかね。水抜きしたほうが、気合も入るんでしょうかね」
──宮城選手は修斗と並行して戦い、この間も試合数を積んできたのに対し、NavE選手はそれこそ2年で2試合目です。
「2月の時は明らかに試合勘を失っていました。コロナになって初めての試合で、ジムもオープンしたばかり、手術明けでもあって色々なことが重なって全てが悪い方向に重なっていたので、勝てたことがホントに幸いでした。負けなくて良かった」
──それから7カ月、今回の調整の方は?
「もうジムの方が落ち着いたので、格闘家人生で過去最大に練習できたと思います。毎日、強度は強弱があっても毎日動くという行為はジムを開いてから初めて可能になったので。プロ練習はM3FITでMIKE選手と週一でしたけど、そこでガツガツとやってきました。僕も30歳越えて、スパーリングを週に何度もやると逆に疲労が凄かったので、ガチガチの練習は週に1度にして、それでもN TRUSTにも柔道で全国大会に出た者とか、90キロある人間がいるので、普通に四つ組をしても部分で強度の高さはありますし、補強もかねた練習はできました」
──今大会ではN TRUSTから伊賀ゴリ選手がデビューしますね。
「ウチのジムで一生懸命やっていた子が、デビューを迎えるのは感慨深いです。名張在住として、隣の伊賀市からMMA選手が生まれることは本当に嬉しいです」
──ではタイトルマッチの日にセコンドも?
「いえ、就かないです。自分の試合になると、自分ことで精いっぱいなので。今月はフィジカルとかのパーソナルもお断りをさせてもらって……やっぱり、試合ってそんなに甘くないので」
──明日の試合、どのような試合になると予想していますか。
「宮城選手は申し訳ない言い方やけど、地味強です。何が強いというのではなくて、削ってきますよね。ほとんどが判定勝ちで、フィニッシュ力はないと思います。だから自分が負けるなら削られて、ズルズルと判定で負けるんかなって。フィニッシュ決着になるなら、僕の方がフィニッシュ力もあると思います。
そこも宮城選手も対策していると思うので。でも、分かられていても極めてしまうのが技やと思っているので、自分の試合をやり通します。僕も投げ技や極め技を持っているので、そこは警戒してくるでしょうけど、その上でぶち投げてやろうという気持ちはあります。しっかりとワキを差して切ってくるタイプやと思いますけど、そこの勝負ですね」
──今回4つのタイトルマッチ、チャンピオンの覇権争いという見方もできます。
「う~ん、そうですね。チャンピオンにならせてもらって長いですし、グラジエイターの顔とまでは言えないですけど……自分がグラジエイターの顔といえる選手になれれば良いですね」
──そのために作戦ということではなく、どのような試合をしたいですか。
「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ることです(笑)」
──良い言葉です。
「本当にそれだけです。頑張れなかったときに負けているので、頑張ることです。頑張り切れたときは、競り勝てます」
──頑張る理由に、ジムのため、会員さんのためという部分も出てきますか。
「まぁ、基本は自分のためです。僕が負けても皆は応援してくれるやろうし、勝ったら喜んでくれる。だから選手であるときは、自分のために頑張ります」
■Gladiator015計量結果
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:62.65キロ→62.1キロ
[挑戦者] 釜谷真:61.0キロ
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE:65.75キロ
[挑戦者] 原口央:65.45キロ
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE:56.55キロ
[挑戦者] 宮城友一:56.50キロ
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太:83.8キロ
[挑戦者] 一慶:83.5キロ
<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.1キロ
神田T-800周一:61.15キロ
<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎:66.75キロ→65.8
チハヤフル・ズッキーニョス:65.65キロ
<ライト級/5分2R>
石田拓穂:71.0キロ
中園健太:69.95キロ
<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト:60.95キロ
左海清之:61.2キロ
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.15キロ
塩津良介:64.65キロ
<フライ級/5分2R>
丸山幹太:56.4キロ
松原聖也:56.4キロ
<フライ級/5分2R>
谷口武:60.7キロ
杉岡トキア:61.0キロ