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【Bellator266】ミッションコントロール見せたハーラン・グレイシー、2&3Rは打撃に徹しキーフに敗れる

<ウェルター級/5分3R>
シェーン・キーフ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ハーラン・グレイシー(米国)

ハウフをセコンドに就けたハーランが、距離を取って右に回る。キーフも慎重な姿勢を崩さす、無暗に前に出ることはない。キーフが右ローを蹴り、ワンツーで前に。左フックを効かされたハーランは頭の後ろを抱えにいき、離れたキーフにダブルレッグを狙う。距離を取ってかわしたキーフは、右アッパーをヒットさせる。ハーランのシングルレッグをクレイドルで返していくキーフ。ハーフを取ったハーランはワキを差すが、立ち上がることはできずクローズドガードへ。

観客から声援が起こるのもグレイシーならでは。ハイガードのハーランはラバーガードでパンチを下から入れる。グレイシーのミッションコントロール、時代の流れが感じられる動きのハーランはラバー&ヒールキックを見せて初回が終わった。

2R、スタンドが弱点が明白なハーランが右ロー。キーフは左ジャブを入れ、カウンター狙いのファイトに徹する。組めないハーランはローを蹴られ、関節蹴りを繰り出す。スタンドで距離を取った展開が続き、残り3分を切ってハーランがジャブを連続で繰り出す。キーフはローを蹴り、ジャブ──から次がない。ハーランは右ストレートを繰り出し、ジャブを当てる。ローにワンツーからスリーで前に出たハーラン、キーフは回ってジャブを伸ばす。ハーランは右ローを蹴り、キーフが右ボディストレートを返したが手数は増えない。ついにはブーイングが起こる中、キーフが右ハイを見せた。

最終回、ハーランがローを蹴り、キーフがジャブから右を伸ばす。ハーランも左ジャブを続け、スタンド&打撃の展開が続く。キーフは距離を取ってボディストレート、前に出て組んできたハーランから距離を取る。殴られる覚悟ができたか、手数で優るハーランは右アッパーから右ストレート、左ジャブを伸ばす。キーフはジャブを当て、右を繰り出すが距離を自分から詰めることはない。

前に出るのはハーラン、ジャブを当てて右を振るう。キーフも右を返し、ローを蹴る。残り90秒、ハーランはジャブを被弾しても右を振るい、ワンツーへ。距離を取るのはキーフの方で、左目尻をカットしている。ダブルジャブから右ストレートのキーフ、当たりは浅くハーランがジャブ、左リードフックを打っていく。最後の10秒で前に出たキーフは、両手を挙げて勝利をアピール。ハーランも手を挙げて呼応し、時間に。

2Rと3Rで寝技がなかった一戦は、ジャッジ3者とも29-28でキーフを支持した。


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