【Bellator266】ライト級で再生対決は、ロジャースがカラキャニャンのバックを支配し完封勝ち
<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
ジョージ・カラキャニャン(米国)
ライト級でキャリアの再構築を図る両者。カラキャニャンが右カーフ、ロジャースが左フックを打っていく。ショートのフックからクリンチのカラキャニャンがヒザ蹴り、左フックを打って離れる。ロジャースはワンツーの右を当て、左リードフック&右ローを決める。組んだロジャースはボディロックテイクダウンを決め、カラキャニャンがクローズドガードを取る。
左を連打するロジャースは、カラキャニャンにギロチンを取らせずケージ際に移動する。重い右のパウンドを落とすロジャースはハーフを取り、左で殴る。連打され背中を見せたカラキャニャンはバックを譲ったまま立ち上がり、ロジャースはスラムでバックをキープする。ロジャースは後方から殴り、カラキャニャンが立ち上がると正対してヒザ蹴り、そして肩パンチを入れるとダブルレッグへ。カラキャニャンはギロチンもパスを許し頭を抜かれて初回を終えた。
2R、打撃の間合いの測り合いからロジャースがダブルレッグで一気にテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったロジャースは初回と同様に後方からパンチを入れ、立たれると正対してダブルレッグでテイクダウンを奪う。右パウンド、ヒザを被弾し厳しい展開のカラキャニャンはスタンドに戻っても、すぐに倒される。バタフライがガードでパンチを受けるカラキャニャンは、またもスクランブルでバックを許し、殴られ、ヒザを打たれる。ロジャースはここでもダブルレッグへいくが、カラキャニャンがギロチンへ。
頭を抜いてスタンドに戻ったロジャースに対し、カラキャニャンが跳びヒザを決める、足が泳いだロージャスはパンチを纏められ、カラキャニャンはジャンピニングニーを2発繰り出す。直後にロジャースはダブルレッグで倒してバックに回る。口を開けて右を打ちこむロジャースは、立ち上がったカラキャニャンに肩パンチを入れた。
最終回、カラキャニャンの右ローにダブルレッグを仕掛けたロジャース。ギロチンから逃れると、ハーフで上を取る。ロジャースは左で殴り、ここもバックに回る。ワンフックと片ヒザ立ちでカラキャニャンを固定して殴るロジャース。ついに背中を伸びたカラキャニャンは、亀から立ち上がるも掌をマットにつけてヒザを打たれないよう守るばかり。
ならばとパンチを打ち込むロジャースのパンチが勢いよく決まる。胸を合わせることができないカラキャニャンは、腰を上げてもスラムで寝技に持ち込まれ、最後に引き込んだが、パウンドを落とされ背中を見せて試合終了を迎えた。
結果、完封勝ちといっても良い判定勝ちを決めたロジャースは「ライト級ではより力強く戦えて、ドミネイトできる。ギロチンは問題なかったけど、ヒザ蹴りは一発クリーンに入った。フーッ(笑)。減量が厳しくないから3Rも問題ない。健康に、より長く戦うことができる」とインタビューで話した。