【UFC ESPN29】パントージャがロイヴァルをRNCで斬って落とし、12月にブランドン・モレノに挑戦?!
<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.2R1分46秒by RNC
ブランドン・ロイヴァル(米国)
サウスポーに構えたロイヴァルが左ロー、パントージャは右を伸ばしてダブルレッグから即バックに回る。両足をフックしたパントージャは、胸を合わせるのを許さずワンフックから前転にもついていく。ロイヴァルは足を狙いつつ、後方へエルボーも見せるがパントージャが背中を取った状態が続く。
ロイヴァルは前転から両足を挟んで、クロスヒールへ。上体を起こしきれないパントージャは、逆足を取ってストレートフットロックにスイッチする。フックがルーズになりパントージャは、足を抜いてスクランブルで再びバックへ。腰を落とし、再びグランドに持ち込むパントージャだが、ロイヴァルがついに前転からスクランブルに成功し、パンチを見せて組みつくと逆にバックへ。
簡単に背中を譲ったパントージャだが、立ち上がって離れると右をヒットさせる。ロイヴァルもワンツーを入れるが、パントージャの右を目に受けて気にするようになる。さらに右を当てたパントージャが、ジャブにも右ストレート、さらに左を入れる。ロイヴァルは左フックをヒットさせたが、打撃戦でもパントージャがリードした。
2R、蹴りやヒザで突き放しに掛かったロイヴァルは、荒いパントージャの左右のフックからのダブルレッグを切り、パウンドを打っていく。立ち上がったパントージャは左ミドルを蹴られながら、ダブルレッグからバックに回る。後方から足を払って、後方に寝転ぶようにパントージャが寝技に持ち込む。アゴの上からRNCをセットアップしたパントージャに対し、ロイヴァルは観念したようにタップした。
「ブランドン・ロイヴァルはグレートファイターで、リスペクトしている。彼はタフだ。UFCで戦うことは、全てのファイターの夢。僕らは時には負けることもある」と話すパントージャには、DCにスペイン語中継ブースにいるブランドン・モレノにメッセージを促される。「僕は1度勝っているけど、彼は一旦UFCを離れてから戻ってきて本当に強くなっている。でも、次は僕の番だ。12月に戦おう」と伝えると、モレノは笑顔でサムアップを見せた。