【ONE Battle Ground01】ローブロー、後頭部のパンチで動きを止めた澤田、バラルトに0-3で敗れる
<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
Def.3-0
澤田龍人(日本)
頭の頂点が、澤田の目の高さというバラルト。澤田が右ミドルを蹴る。左フックを振るうバラルトに右を入れた澤田だが、左ローが急所に入り、その前にアイポークもあったか目を抑えている。再開後、右ローを蹴った澤田だが飛び込んでの左フックを被弾する。澤田が右ハイ、そして右ロー蹴って右を伸ばす。バラルトはそこにフックを振るうが、澤田も左フックにローシングル、腕十字も見せるがバラルトが腕を抜いていく。
バラルトは右から左フックを振り、シングルに足を抜く。澤田は右前蹴り、さらにワンツーを当てる。差し上げテイクダウンからスクランブルのなかで右を当てた澤田。直後にバラルトのヒザ蹴りが急所に入り、またも試合が中断する。
リスタート後、左フックを額で受けた澤田が左から右フックをヒットさせると、バラルトがバランスを崩す。それでもフックを返すバラルトが組んでシングルへ。バックに回ったバラルトがヒザを腰に入れる。ボディロックで前方にテイクダウンしたバラルト、澤田が立ち上がるがバックを取られたまま初回を終える。
2R、ローに左を合わせようとした澤田の右ハイ、バラルトの左フックはどちらもガードの上に。澤田が右を当て、バラルトも左フックから組んでヒザを突き上げる。ケージ際のレスリングの攻防で、ヒザを入れた澤田だが首を抱えたところで背中に回れる。腹ばいでテイクダウンしたバラルトは、後頭部にも入ったパンチの連打に続き、澤田のシングルを切ってがぶるとヒザを顔面に入れる。
スタンドに戻り、打撃の間合いになるとバラルトが頭からぶつかっていくが、レフェリーは流す。澤田は下がらずジャブを伸ばすが、バラルトが左右のローを蹴る。シングルを切り、ケージに澤田を抑えたバラルトはスピニングバックフィスト、続いて左フックを入れた試合をリードした。
最終回、バラルトがガードの上から左フック、続く跳びながらの左ミドルが急所に入り澤田が崩れる。ついにバラルトにイエローカードが提示される。3度目のリスタート後、澤田の右ストレートが綺麗に決める。バラルトは左右の大振りからダブルレッグを決め、スクランブルでもボディロックテイクダウンで澤田を離さない。
後方に投げ、バックに着くバラルトがキムラもスラムで対処する。後方へエルボーを入れた澤田だが、胸を合わせることができない。胸を合わせた澤田は、ダブルで持ち上げられたテイクダウンを取られる。左右のパウンドを落としたバラルトは、腕十字を防いでレスリングアップもがぶっていく。ついには引き込んだ澤田、下になるなら極めが必要だ。
左のパウンドを落としたバラルトは、腕十字をもう一度防ぎ、がぶりからヒザを顔面に入れると、最後はバックコントロールから左フック──が後頭部へ。残り3秒のブレイク、バラルトに2度目のイエローが与えられ、再開からすぐに試合が終わった。
何度もバラルトの反則攻撃で中断された試合は、0-3でバラルトに凱歌が挙がった。