【写真】ミドル級王者となったバティスタが、ウェルター級王座獲りを宣言。めぼしい挑戦者がおらず、国際戦を望む住村にとっても好都合のチャンプチャンプ対決──実現するか(C)MATSUNAO KOKUBO

＜DEEPミドル級選手権試合／5分3R＞
ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ（ブラジル）
Def.2R0分43秒 by TKO
水野達也（日本）

水野が右ロー。バティスタは左フックを返す。水野のダブルレッグを切ったバティスタ。水野が左右のローを散らすと、バティスタは距離を取る。水野の右ローに左フックを合わせたバティスタが、ここでローブローをアピールし、試合は中断する。再開後、バティスタは左のクロスから、右ボディストレート。水野が距離を詰めると、バティスタは下がる。

水野の右前蹴りをキャッチしたバティスタは、パンチを打ち込みながらグラウンドに持ち込みパウンドを連打する。勢いのあるパンチを入れるバティスタだが、クローズドに入れられると立ち上がりブレイクを待つ。試合はスタンドで再開し、水野のワンツーをヒットさせる。

バティスタも左ストレートから右フックを返す。水野は打ち下ろしの左から右ローへ。バティスタは前に出てくる水野の左ローを当てる。

距離を詰めてくるバティスタに右ローを当てる水野は、左オーバーハンドに対しインサイドから右を当てる。さらにバティスタにケージを背負わせてダブルレッグを仕掛けたが、倒すことはできない。

バティスタは水野の蹴り足を掴んで押していくも、ここもグラウンドに持ち込むことはできず。バティスタはワンツーから左ローを当て、水野がハイを見せて初回が終わった。

2R、水野の前蹴りをバティスタはカットし、右フック後に自らは左右のフックを振るう。勢いのある右フックからバティスタは右スピニングバックブロー、直後に水野は左フックを被弾し組みつく。

倒せず離れたところで、バティスタが左フックを振るって前に出る。

そのバティスタの左フックと水野の右フックが交錯する。バティスタが腰を落とすが持ちこたえ、水野は後方に倒れる。バティスタがパウンドを連打したところで、レフェリーが試合をストップした。

水野を返り討ちにしたバティスタが、DEEPミドル級新王者となった。

「ミナサン。ドウデスカ。皆さん、来てくれてありがとう。12歳から格闘技を始め、ブラジルの空手のチャンピオンなり、父と一緒に日本に来ました。ブラジルの友人たちはこういう機会がなかった。ブラジルのサンパウロの皆、日本の皆のために戦った。パパ、ママ、チャンピオンになったよ。ダニーロ先生、ありがとうございます。ハヤク、イワナイトイケナイ。ゴメンナサイネ。もう37年ガンバッテイル。サエキサン、アリガトゴザイマス。77キロのチャンピオンシップ、ヨロシクお願いします」とバティスタは2階級制覇を宣言した。

PR

PR