【PFL2021#06】何と、アンソニー・ペティスも消えた。ハウシュ・マンフィオにスプリット判定負け
<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アンソニー・ペティス(米国)
オーソから左ローを蹴るペティスに対し、マンフィオが右を合わせようとする。ペティスは前蹴りから左ジャブ、マンフィオの左ミドルに右を当てる。マンフィオも左ジャブを入れると、ペティスは回転系の蹴りとパンチのコンビを繰り出す。ワンツーをヒットさせたペティスが、後ろ回し蹴り。マンフィオもワンツーフック、右ローを蹴る。ならばとペティスがワンツーを返すが、マンフィオは気圧されることはない。
左の蹴りをキャッチしてリリースしたマンフィオの左フックは空振りに、それでも左ミドル、右ローを当てていく。ペティスは左ローに右オーバーハンドを合わせる。主導権争いのなかでマンフィオが右ミドル、ペティスはそこにもパンチを打っていく。残り10秒、ペティスが右ローを決め、ほぼ互角のラウンドが終わった。
2R、まずペティスが右ストレート、マンフィオもカウンター狙いから右ミドルを入れる。ペティスが右ストレートをヒットさせると、マンフィオの前蹴りが急所に当たり試合が中断する。再開後、ペティスが右ローカーフを入れる。カーフを続けるペティスに対し、マンフィオが右を伸ばして距離を詰める。対してペティスは距離を取って、カーフ中心に。下を意識させパンチを伸ばすペティスだが、マンフィオもその手を喰わない。
ペティスはリード左フックを繰り出し、右の相打ちのタイミングから左ボディショットを決める。マンフィオが右を打ち返し、右カーフへ。ペティスはワンツーの右をヒットさせ、印象点で上回っているか。スイッチを繰り返し、蹴りからワンツー、右ストレートを打ち込んだペティスは、再び急所蹴りがあったとアピール。マンフィオは腹だと不満げな表情を浮かべる。リスタート後、右オーバーハンドをブロックしたマンフィオだが、大きく動いて距離を取ったペティスを攻めることはできなかった。
最終回開始直後に、マンフィオの後頭部にワセリンの塊が見つかり、試合が止められる。再開後、左ジャブでマンフィオの前進を止めるペティスだが、右オーバーハンドから左、さらに左を被弾して引き込む。スタンドで待ち受けたマンフィオが起き上ってきたペティスに対し、ボディへのコンビから左ハイを蹴っていく。ケージに詰まったペティスは、首相撲からヒザを顔面に受け、ついにダウン。
すぐに立ち上がったペティスは、バックを取られも打撃の間合いになると左ハイを狙う。左目の周囲を大きく腫らしたペティスは、動きが当然のように落ちているが止まることはない。序盤の2つをとっても、8-10となる可能性もあるラウンドでペティスは右ストレートを打たれる。鋭いカーフを蹴られたペティスは、カーフを蹴り返す。残り30秒、距離を積めず遠い距離から後ろ回し蹴りを見せたペティスは、スイッチキック。マンフィオが距離を詰めてパンチを繰り出し、タイムアップに。
シーズンの行方を決める3Rが終了し、ジャッジの裁定は割れハウシュ・マンフィオが勝利。初回もマンフィオが取っていたことなり、超目玉だったペティスは2連敗で脱落が決定──プレーオフはロイック・ラジャポフ、クレイ・コラード、ハウシュ・マンフィオ、 アレックス・マルチネスとフレッシュが顔が残った。