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【DEEP101】デビュー2戦目が幻となった鶴屋怜。「7キロオーバーだろうが、やる気でした」

【写真】ショッキングピンクの衝撃は──幻に終わってしまった鶴屋怜 (C)DEEP

20日(日)に開催されたDEEP101でプロ2戦目を戦う予定だった鶴屋怜だが、対戦相手の岡崎鷹士郎が6.95キロ・オーバーで計量に失敗。

もともとプロ戦目に向けての意気込みを訊く予定だったが、一転、その悔しさと改めてプロデビュー戦のデキについて話を訊いた。


──明日のプロ2戦目(※取材は6月19日に行われた)に向け、対戦相手の大幅な体重オーバーで試合がなくなったと聞きました。

「ハイ……そうですね。自分的には相手が7キロ近くオーバーしていても、やる気があったので……。やりたかったですけど、ダメと言われ仕方ないです。相手はやる気がなかったみたいで。そんな程度の相手だし、次に向けて気合を入れて練習を再開したいと思います」

──予備計量で、その大幅な計量ミスが分かったような感じですか。それとも事前に、落ちていないという話は漏れ伝わってきていたのでしょうか。

「予備計量の時ですね。僕も計量は楽でなくて、体を張って体重を落としてきたのに……という憤りはあります」

──お父さんが怜選手を止めた形でしょうか。

「いえ、父親も戦うつもりでいました。でも、DEEPの佐伯さんから『体重差がありすぎる』ということだったので……相手が失格になりました」

──明日の試合はなくなったので、デビュー戦について一つ質問をさせてください。竜己選手にTKO勝ちしましたが、首投げからキーロックという、お父さんの必殺パターンを披露しました。アレは狙っていたのですか。

「父から『狙ってみるか?』って言われて、かけられるならやってみようかなって(笑)。

でも、普段から練習している技じゃないので極め切れなかったです。特にあの技を使いたいと思っていなかったですけど、ちょうど首投げができたのでやってみました」

──なるほど。親父さんも山っ気タップリですね(笑)。ところでデビュー戦、自己採点の方は?

「試合中は最悪だと思っていました。

ただ、あとから見直すとそれほど悪くなかったので自信にもなりました。派手にKOをしたかったですけど、パウンドで力の差を見せて勝つことができたので良かったです」

──今年中にどのような戦果を挙げたいと思っていますか。

「本来なら5月5日に戦うはずだった相手と、6月20日にも戦えず……今年中に4試合ぐらい戦いのですが、このままでは難しいかもしれないです。でも、なるべく多く試合をしたいです」

大会当日にケージから挨拶をした鶴屋怜の髪の毛は、黒に戻っていた

──若い人たちが何と呼んでいるのか分からないのですが、髪の毛がショッキングピンクになっています(笑)。

「そうですね、試合のために染めました。ちょっと目立つかなかって(笑)。あと、試合に向けて気合を入れるために、回りとは違う色にしようと思いました」

──次の試合がいつ組まれるか、現時点では分からないかと思いますが、デビュー戦と比較してどの部分の成長をケージの中で見せたいですか。

「前回はほとんどテイクダウンからパウンドアウトだったので、スタンドでKOかグラウンドで一本勝ちするところを見てほしいです」

──デビュー戦でありながら、勝った直後にフライ級正規チャンピオンの神龍誠選手に『やろうよ』という挑発をしました。

「自分の先輩の扇久保さんに喧嘩を売っていたので、まだ早いぞ、と。なら俺がやってやろうかなって思いました。いつか、どこかでやってやります」

※7月4日のDEEP102において、60キロ契約で荒木凌との対戦が決まった。

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