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【Pancrase321】平岡将英と対戦、井村塁「平良選手、原虎徹選手、平田直樹選手から刺激受ける」

【写真】3月に22歳になったばかりの井村。2021年をさらなる飛躍の年とできるか(C) MMAPLANET

本日30日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrase321で、昨年のネオブラTバンタム級優勝の井村塁が、一昨年優勝の平岡将英と対戦する。

DEEP、修斗と比較すると23歳に以下の選手が少ないパンクラスにあって、若い力の台頭の代表格といえるのが井村だ。ネオブラ優勝、4試合すべて一本勝ちで決勝も含め初回での勝利が3つを数える。

そんな井村が所属するネクサセンスは、言ってしまえば柔術メインの道場だ。MMAクラスは週に2日、プロ練習があるわけでない環境で井村は、如何に力をつけ、今後はどこを目指しているのかを計量後に尋ねた。


──昨年のネオブラTで優勝、全試合で一本勝ちという活躍を見せた井村選手です。寝技主体、下もいとわないスタイルで戦っていますが、そもそもMMAを始めたきっかけは?

「もともとはDREAMとか、子供の頃に見ていた世代なので。自分でやろうと思ったのは高校1年の時ですね。本当は中一の時からやりたかったのですが、自分は福生に住んでいて周りにジムとかありませんでした。

僕、ずっと野球をやっていたのですが中学の時は硬式がやりたくて、部活動でなく地域のチームに入って野球を続けていました。野球は中学まで、高校に進んでからは格闘技をやろうと思っていて、野球を引退した時にジムを探したらネクサセンスがありました。植松(直哉)さんにしっかりと習いたいと思い、入門を決めました」

──ネクサセンスは柔術が主流の道場という印象があります。

「ハイ。僕自身がMMAでも柔術の選手とかを見ていて、柔術が混ざったMMAが好きだったので。柔術の強さを見せつけたいというわけではないですが、柔術で強くなりたいと思ったんです」

──では道着の練習も常に続けている感じでしょうか。

「はい、ずっとしています。まだ青帯ですけど」

──確かネクサセンスはMMAのクラスは週に2度でしたね。

「そうですね。でも黒帯の人も含めて、色々な方にノーギの練習をさせてもらっています。打撃は植松さんに指導を受けている感じです。クラスの合間にも、打ち込みをしていますし」

──植松さんは趣味で柔術を習う会員さんとは違い、プロで戦う選手への指導はしっかりと厳しいのではないでしょうか。

「入門して半年後ぐらいには、プロでやっていきたいという意志を伝えて……そうですね、僕も何度か怒られたことがあります(笑)」

──そこから練習の強度は変わりましたか。

「単純にネクサセンスの会員さん、強いですよ。僕はちょっと舐めていましたから。実際にスパーリングをして、全然ダメで。高校1年の時に『大人って強いな』って思ったんです。22歳になったのですが、今もそこは変わらないです。ウチの会員さんは、普通に強いんです。

同時にMMAに関しては、自分も考えながら練習はしています。柔術のクラスでも、このポジションだと殴られるとかMMAを意識しながらスパーリングをして。上でも頭をくっつけたり、下になって殴られない位置を取るとか。それに道着でなく、相手の手首を掴んでコントロールをしたいりしています」

──それでもMMAのプロ練習に参加する必要性を感じることは?

「あります。それはありますけど、このご時世だと出稽古には行けないですよね。それに後輩も少しずつ増えてきて、今すぐというわけではないですけど、もう少しするとネクサセンスでプロ練習ができるようになると思います。今は昼は仕事をしているので、その間に走ったりできることをやっている感じです。

今回の試合前も柔術とMMAクラスで練習することは変わらないですし、そこにサウスポー対策で打ち込みをしてきました」

──では4試合連続で一本勝ちという結果には、どのような手応えを感じていますか。

「フィニッシュできたことは良かったです。でも、ここで満足できるものではないですし。もっと上に行かないといけないです」

──そういう点では今年の2月にRoad to ONEのオファーがあったと聞いています。同じネオブラ優勝の山北渓人選手が出場して、修斗のランカーの安芸柊斗選手に勝利するなど、他の大会に出場している選手と戦う機会で結果を残しました。

「オファーが来た時は、正直嬉しかったです。ただしケガがあって、ネオブラが終わってから直す時期にしたいというのがありました。

それと……まだ早いかなって。デビュー1年で、Road to ONEに出られることは嬉しいです。でも、そこで勝ってONEに行けたとしても向うでまだ勝てない。だから、もっと……ベルトという身分証明書を持ってから海外に行った方が良いと思っています。

ただパンクラス以外のDEEPや修斗の選手とは戦いたいです。同世代の人の試合を見ていて刺激を受けるので」

──同世代に意識をする選手はいますか。

「階級は違いますが、修斗では平良(達郎)選手、DEEPではCAVEの原虎徹さんだったり、あとは平田直樹選手とか。平良選手なんて、もうタイトル戦だし……刺激を、勝手に刺激を貰っています。

僕も今年勝ち続けて、来年にタイトル戦に行けたら良いなと考えています。その前に明日、しっかりと勝つことが一番ですけど。1試合、1試合、用意された相手に勝っていないといけないです」

──では、平岡選手との試合。どのような戦いをしたいですか。

「1Rは取られても良いので、やってきたことを出したいです。打撃からテイクダウン……何なら、打撃だけで勝負してみようかと思っています。鼻血出るぐらいの打撃を。柔術だけに拘るのではなくて、何でもできるようになりたいので」

──極め重視で打撃もできる。下もいとわない。ブライアン・オルテガのようになりたいですか。

「そういう感じではないです(笑)。そういう感じではないですけど、ゴチャゴチャした試合になった方が相手もミスをして、チャンスが絶対に生まれると思います。そのうえで極め、パウンドかヒジでやってやろうと。柔術を採り入れたMMAをやりたいです。柔術も好きですけど、僕は柔術家ではないので。

下からのフィニッシュも追及していきたいですし、上からだってフィニッシュできる。どこからでもフィニッシュできるファイターになりたいと思っています」

■視聴方法(予定)
5月30日
午後1時00分~ TIGET LIVE

■ Pancrase321計量結果

<ネオブラッドTフェザー級決勝/5分3R>
──
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<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
伊良波心:70.5キロ
森井一輝:68.95キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
上野惇平:61.25キロ
小川準也:61.15キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
矢澤諒:61.1キロ
田嶋椋:60.85キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
風間敏臣:60.7キロ
高杉遼介:61.35キロ

<ストロー級/5分3R>
大塚智貴:52.35キロ
石井涼馬:52.4キロ

<ネオブラッドTフェザー級準決勝/5分3R>
星野豊:64.55キロ
牧野滉風:65.2キロ

<ネオブラッドTフェザー級準決勝/5分3R>
三宅輝砂:65.55キロ
為房虎太郎:65.5キロ

<フェザー級KOPC/5分5R>
[王者]ISAO:65.55キロ
[挑戦者]中島太一:65.3キロ

<フライ級暫定王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
小川徹:56.6キロ
秋葉太樹:56.85キロ

<フライ級暫定王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
上田将竜:56.75キロ
猿飛流:56.7キロ

<ストロー級挑戦者決定戦/5分3R>
八田亮:52.4キロ
宮澤雄大:52.6キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.2キロ
アキラ:69.85キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.05キロ
Ryo:66.25キロ

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:74.4キロ
鈴木淑徳:73.45キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
中田大貴:65.65キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.35キロ
井村塁:61.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.25キロ
野田遼介:52.05キロ

<バンタム級/5分3R>
TSUNE:61.3キロ
鬼神 光司:61.15キロ

<バンタム級/5分3R>
平田丈二:61.15キロ
福島啓太:61.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.85キロ
法DATE:56.15キロ

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