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【Angels FC】月曜日のMMA。エンジェルスFCで注目はコ・ソクヒョンとミョン・ジェウのチームMAD勢

【写真】勝利はデフォルト、勝ち方や期待を高めることができるかが注目されているコ・ソクヒョン (C)Jong Hyuk-Park

31日(月・現地時間)、韓国はソウルのシンドリム・テクノマートでAngels FC16が開催される。

2月以来、今年2度目のAFCは会場が土日は結婚式場としてスケジュールが埋まっており、非常に珍しい月曜日開催となった。


今大会のメインではAFCウェルター級王座決定戦=キム・ジェヨン✖コ・ソクヒョンが組まれている。キム・ジェヨンはキックの王者1年8カ月振りの実戦が、今回のタイトルマッチとなった。とはいえキャリア2勝4敗のストライカーは、完全アンダードック──、チームMAD所属コ・ソクヒョンが圧倒的有利と見られている。

2018年1月にMMAデビューを果たしたコ・ソクヒョンは、キャリア2戦目でAngels FCミドル級王者で現UFCファイターのサーシャ・パラトニコフに敗れたものの、日本の脇本恭平戦も含め4連勝中だ。

ここ3試合の試合タイムは驚愕の56秒──キャリアの少ない相手に圧倒的な強さを見せてきた。そんなコ・ソクヒョンは、柔道ベースだがアマ時代で光る戦績はなんといってもコンバットサンボの世界王者に輝いていることだろう。

コ・ソクヒョンは今から3年半前、2017年11月にロシアのソチで開かれたサンボ世界選手権のコンバットサンボ82キロ級に出場した。道着を掴まれ殴られたり、ヒザ蹴りでダウンを喫する場面もあったが、一本背負い、小外掛け、払い腰という投げ技でポイントを稼ぎ勝ち進んだ。そして準々決勝では左ストレートでKO勝ちをするなどし、韓国格闘技界初のサンボ世界選手で金メダル獲得という快挙を成し遂げている(この年は100キロ超級でイ・サンスが銀メダルも獲得している)。

名門チームMADでMMAファイターとしてトレーニングを積むコ・ソクヒョンだけに、ワンディメンショナルなキム・ジェヨンの打撃を被弾せずに投げ&パウンドでベルトを巻きたいところだ。

同じウェルター級では元Road FCバンタム級王者イ・ギルの愛弟子イ・ソンハと、韓国特殊部隊=UDT/SEALs出身でリアリティTVで名が知られている対戦相手のキム・サンウクとのマッチアップがセミで組まれている。

将来性を考えると、コ・ソクヒョンと並び気になるのがライト級でパク・ジェヒョンと戦うミョン・ジェウだ。ミョン・ジェウは昨年1月にWARDOG X GRACHANに来日しており、徳野一馬からマウントパンチで、26秒TKO勝ちを収めている。

11月にGentleman Flower FCのメインでシン・スンミンにまさかの判定負けでキャリア7連勝を逃したが、エディ・アルバレスを破ったオク・レユンよりポテンシャルは高いとう評判だけに、どのような再起を図るか楽しみだ。

チームMADの次期エース候補、ともに6勝1敗のコ・ソクヒョンとミョン・ジェウ──要注目だ。

■視聴方法(予定)
5月31日(月・日本時間)、
午後5時00分~YouTube

■AFC16対戦カード

<AFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
キム・ジェヨン(韓国)
コ・ソクヒョン(韓国)

<ウェルター級/5分2R>
イ・ソンハ(韓国)
キム・サンウク(韓国)

<ライト級/5分2R>
パク・ジェヒョン(韓国)
ミョン・ジェウ(韓国)

<ライト級/5分2R>
ジャン・ベクホ(韓国)
ユ・ジュサン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
チャ・ボンジュン(韓国)
キム・ジンミン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
キム・シウォン(韓国)
ジョン・ジュンヒ(韓国)

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