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【ONE TNT02】中原由貴と対戦、草原の剛腕ゾルツェツェグ「僕に倒されても、気を悪くするな」

【写真】インタビュー中も不敵な笑みを浮かべるだけでなく、あくびまでしていたゾルツェツェグ(C)MMAPLANET

明日15日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT02で中原由貴戦が放送されるシネチャグタガ・ゾルツェツェグ。

ONE Warrior Seriesから本戦契約を果たしたゾルツェツェグは、昨年1月にマー・ジャワンを55秒で倒した後、母国モンゴルが徹底したコロナ感染対策を行い、国外に出ることができなくなった。

ようやく手にした中原戦に関して、自信しか口にしないゾルツェツェグ。この自信に根拠はあるのか、ないのかは──明日、明らかとなる。


──中原由貴選手と木曜日の朝に戦います。ところでパンデミック後、モンゴルはいち早く徹底した感染予防を政府が取りました。最近でこそ感染者が増えていますが、概ね抑制できていたような印象があります。MMAの練習はそのような状況で、影響は受けなかったですか。

「トレーニングはできていた。モンゴルは米国や他の国ほど状況は悪くならなかったからね。政府はすぐにロックダウンし、数カ月前までしっかりと統制していた。国境を封鎖し、帰国した人間は隔離措置が取られた。21日間の隔離なんだ」

──それは長い!!

「結果、ウランバートルやそれぞれの都市の内部は普通に近い営みが可能だったんだ。学校が休校になり、イベントは中止になったけど、それからレストランやあらゆるエンターテイメントで通常の30パーセントまでしか入場が認められない状況が続いた。都市部では皆がマスクをしる。ファイターも、所属ジムを使ってのトレーニングは週に3度は可能だった。

ただし、国外に出ることはできないから……去年の10月からONEはシンガポールでの国際大会を復活させたけど、そこに参加することはできなかった。ONEからは何度かオファーがあったのに。練習をしても試合には出られないという状況には、凄くフラストレーションがたまったよ」

──そうなりますよね。

「ようやく国外に出ることが認めらけど、最近になって感染者が一気に増え、4月10日から再びロックダウンに入り、国境も封鎖される。ロックダウンは25日までで、国境は5月1日に封鎖が解かれるけど、海外の人はワクチンを接種した人間しか入国はできない。

ほんの少しのタイミングの違いで、僕はこの試合のためにシンガポールに来られたし、練習もできていた。本当にロックダウンが1週間は早ければ、試合はできないところだったんだ」

──それはギリギリのタイミングでしたね。

「幸運にも試合の準備は問題なくできていた。モンゴルではワクチンの接種も始まっているけど、スポーツ関係はボクシングのナショナルチームぐらいだね、接種されているのは。だからボクシング・チームのメンバーは皆が練習できている。MMAファイターはワクチンを打っていないから、自分の所属するジムで練習していただけだ」

──そんなギリギリの状態で戦うことができる中原選手の印象を教えてください。

「ただ1人の対戦相手だよ。これまで戦ってきた相手と何も変わらない」

──過去の対戦相手とは、経験値が違うと思いますが。

「そんなことは思わないよ(笑)。全ての局面において、僕がアドバンテージを握っている。ボクシングでも僕の方がずっと上だ。比べものにならない。判定になることなく、絶対に倒すよ。

僕はナカハラに勝つために戦っているんじゃなくて、ベルトを巻くために戦っている。挑戦権が回ってくるまで、全ての試合でフィニッシュする。ナカハラには僕に倒されても、気を悪くするなよと言いたい」

──そこまで自信があるのですね……。凄くリラックスしていますし。

「これまでも、そうだった。今回もリラックスしているし、自信もある。それはチャンピオンシップ・ファイトになっても変わることはない」

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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