【Bellator】ギルバート・メレンデス、ベラトールへ??!!
【写真】Strikeforce時代はUFC入りを熱望し、実現に向かうと大歓迎していたギルバート・メレンデスだったが…… (C)MMAPLANET
14日(金・現地時間)、Bellator MMAは「ジョシュ・トムソン、ディエゴ・サンチェス、シンヤ・アオキ、ホルヘ・マスヴィダルに勝利しているギルバート・メレンデスが、ベラトールの複数年契約に合意し、エディ・アルバレス、マイケル・チャンドラー、ウィル・ブルックス、デイブ・ジャンセンら世界のトップ・ライト級ファイターと対戦が可能になる」というプレスリリースを配信した。
数日来、ダナ・ホワイトがブログ上でメレンデスとの契約更新の交渉が難航していることを明言していたが、ベラトールのビヨン・レブニーが高額オファーをメレンデス陣営に出していた。レブニーはプレスリリースのなかで「フリーエージェント市場でギルを法的にも調査できることとなった。ギルのマネージメント・チームは我々と接触し、いかにギルをベラトールにあげることができるか解決に乗り出した。何も秘密にすることはない。私はずっとエル・ニーノのファンだった。ベラトールを立ち上げた2008年に、ギルは最も契約したかったファイターの一人なんだ。ギルはケージの内外でビジョンを持っており、それが成就するよう我々は助けることができる。ベラトールは世界のグレーテストファイターを披露できるよう、このビジネスを進めている」と談話を発表している。
なお、リリースの最後にはメレンデスのマッチメイク権はUFCが持つと記されている。
これを受けメレンデスもツイッターで「破格のオファーが出してくれたベラトールとの合意が迫っている。世界で最もタフなライト級ファイター達との戦いで自分を試し、歴史を作る。UFCが俺を欲しければ権利を行使すればいい。解決したら、ファンのみんなにすぐに報告するよ」と発言を続けている。
ファイターの価値が高まることと、一団体独占状態の緩和は歓迎すべき事態である。と同時に、メレンデスの態度は「自分が必要なら、UFCはベラトール以上のオファーを」というモノ。つまり、UFCとの契約に不満を持つトップファイターをベラトールは一本釣りすることで、より注目度が上がるという追いかける者の理屈で動いている交渉劇。世界最高峰を自認するUFCとダナ・ホワイトは、ベラトールがUFC契約下のファイターの全てに、このようなオファーを懸けることができないことも理解しているが故に、不快感を露わにしたのだろう。