【SUG19】練習試合っぽい好勝負。終始積極的だったドスアンジョスから延長でカウボーイが一本勝ち
<5分1R>
ドナルド・セラーニ(米国)
Def.OT2R0分12秒by 腕十字
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
立ちレスのなかで果敢にシングルを仕掛けるドスアンジョスと、受けるセラーニ。引き込んだドスアンジョスは足関節狙いから、スイープを決める。すぐに試合がスタンドに戻り、ドスアンジョスがシングルレッグへ。足を抜かれてもニータップとアグレッシブなドスアンジョスは、再びニータップでケージに押し込みシングルへ。防いだセラーニがダックアンダーからダブルレッグを仕掛ける。
即反応したドスアンジョスがケージ際のクリンチから引き込んで、ディープハーフから体をロールして起き上りスイープを成功する。セラーニはエビから立ち上がりダブルレッグもすかしたドスアンジョスが、シングル、ニータップとレスリングで攻勢に。笑顔すら浮かべるドスアンジョス、これだけのグラップリング能力にあの打撃があるのだから恐れ入るばかりだ。
残り25秒、引き込んだドスアンジョスのニーシールドを潰したセラーニだが、最後はクローズドガードの中でタイムアップを迎えた。
OT1R、先攻のドスアンジョスがシートベルトに。ロールしたカウボーイが28秒でエスケープに成功した。後攻のセラーニもシートベルトを選択。ドスアンジョスは09秒で逃れた。
OT2R、同じくバック選択のドスアンジョス、ここは08秒でエスケープを許してしまう。セラーニはスパイダーウェブを選び、21秒でタップを奪った。一度はタップしていないと抗議したドスアンジョスだが、タップは明らか。最終的には両者はハグをし、笑顔を浮かべた。
と、セラーニが試合続行を舞台裏で了承したが、さすがに実現はしなかった。良い意味での練習試合のような積極的な動きが見られた好勝負だった。