【SUG19】OT3Rで要したエスケープタイムは計07秒。メイソン・ファウラーが石井慧を下し、王座防衛
<SUGアブソリュート別級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT3R0分11秒by 腕十字
石井慧(クロアチア)
予想通り座ったファウラーがハーフガードを取る。頭を押し付けて背中をつけさせたい石井に対し、ファウラーはクローズドガードからラバーに。オモプラッタに移行したファウラー、石井は足首を掴んで防御していくがキムラにスイッチされる。
完全に寝技勝負に出てきたファウラーだが、石井はパスガードでコレを防ぐ。すぐにラバーを取り直したファウラーが再びオモプラッタを狙うが、石井は足を組ませずパスの圧力を強める。ケージに詰まったファウラーはラバーガード、ハイガードから三角絞めへ。腰を持ち上げて潰した石井、立ち上がったファウラーに小内刈りを決めたところで5分が終わった。
OT1R、石井はスパイダーウェブを選ぶ。ファウラーはなんと3秒でエスケープして後攻めのシートベルトに。右腕を掴んで絞めを防ぐ石井だが、ポジションを変えることはできない。さらに右腕で石井の左方を掴んで絞めも続けるファウラーが2分間ポジションをキープし続けた。
OT2R、石井はここもスパイダーウェブ──も、ファウラーは2秒で逃れる。5秒で2度、十字を逃げられた石井は、後攻ファウラーのシートベルトに対し、亀から仰向けに。一度は足が開くと胸を合わせに行った石井に対し、ファウラーが腕十字に移行する。すぐに腕を抜いた石井だったが、ここもエスケープまで1分40秒を要した。
とにかく一本が必要な石井にとって最後のOT、ここもファウラーは2秒でエスケープし石井敗退は極まり──最後はスパイダーウェブを選択したファウラーが11秒でタップを奪った。結果的にOTキングは本戦での強さ、そしてOTでのさらなる強さを見せつけ石井に完勝といって良い勝ち方で王座防衛に成功した。